出会い系サイトとプロフ
子供たちには、パソコンよりも手に入りやすい携帯電話ですが、
この携帯電話を使ってインターネットへ接続し、
性犯罪に巻き込まれる子供たちが増えています。
その「被害児童」の殆どが、女子中高生です。
警察が、今年(2008年)の上半期に摘発したサイバー犯罪は
過去最多の2192件。
これは、前年同期(1808件)より、21.2パーセント以上
増えている計算になります。
特に、児童が性的被害を受けたケースが目立ち、
前年同期(495件)より、28.6パーセント増えている
そうですが、これも氷山の一角です。
昨年までは、「出会い系サイト」を使った犯罪が多かったのが、
最近は「プロフ」といった自己紹介(プロフィール)サイトから、
事件に結びつくケースが多くなっています。
ショックな事に、プロフも出会い系サイトも「被害児童」の殆どが、
自ら「金額と場所」を提示して、男性を性行為などに誘っている事。
こうした女児からの「援助交際」への不正誘引は、
前年同期の5倍にも急増しているのです。
女子中高生の年頃は、興味のあるのはファッションや遊び、そして性行為です。
つまり、性行為によってお金を手にし、簡単に欲しい物全てが手に入る訳です。
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危険な情報を遮断して、パソコンや携帯電話でサイトを
最初から見られないようにする技術を「フィルタリング」といいます。
現在、総務省、警察庁、文部科学省などの働きかけで、この「フィルタリング」
の普及を進めています。
今年から、有害情報が含まれるサイトへの接続を防ぐサービスの導入を
携帯電話会社に義務づけるのです。
これによって、18歳未満の子供が携帯電話で有害サイトに接続できなくする
事ができますが、一部でSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
やブログなども見れなくなる恐れが指摘されています。
これも、法制化する事でフィルタリング技術を向上させて、この問題を解決
される見込みです。
ただ、この有害サイトへのアクセスを禁止する「フィルタリング」を、
法制化されてからの新規契約者だけに、利用の有無を選ぶ仕組みにするのでは
意味が無い、とする声も多いのです。
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「これは、自業自得だろ!」と言う人もいます。
しかし、これは あまりの無知故に「自分の心身を傷つける行為」である事に
気づいていないのですから、それを正しく伝える義務は保護者にあります。
僕は、無知な女児達を狙った卑劣な男達だけでなく、保護者の無知と無関心
にも怒りを覚えます。
最近は、我が子のきわどいクラビア写真を売る親も増えているそうですが、
将来、彼女たちが子供を持つとしたら、どのような子育てをするのでしようか?