子供に関すること

一人ぼっちの子育て

心の健康を考えた場合、人間関係は大きな要素ですよね。

だって 生活で悩みと言えば…、

健康か、お金か、人間関係ですもん♪ ←(なんだ!このマークは!!)


で、他人様どころか 自分のお子様とも、上手く接する事のできない人が

急増しています。

な〜んでだっ?!  それはね、“親もお子ちゃま”だからです!!


幼児のように「ガマンできないんでちゅー!」(>.<)

 


何がかと言うと…、

「子供が、自分の思いどおりになってくれない」と、ブチキレちゃいまちゅ〜!


「早く食べろよ!」「吐くんじゃねーよ!」「泣くな!うるせー!!」

 

         ◆         ◇         ◆

 

でもね、親も孤独なんですね! 

特に、母親は子供が小さいうちは、夫が外に働きに行ったりするとね…。

部屋の中で、子供の他は 一人ぼっちです。

まだ、おじいちゃん、おばあちゃんが、近くに居れば違いますけどね。

 

「近所付き合いって、わずらわしいから嫌!」

だから、良いアドバイスをくれる人や、イザという時に面倒を見てくれる人が

近くにいません。

 

「公民館のコミュニティも、嫌な人がいたら…」

え〜!! 子供を虐待する人の方が、嫌な人ですが。。。

 

「役所に相談に行くのも面倒だし、恥ずかしいし…」

子供の事は 面倒で、遊びは 面倒でないんかいっ!!

は、恥ずかしいって、あ〜た。。。

 


『子育て』って、決してガマン大会ではありません。

自分の心をやさしく強くする旅です。 人の心理を知る勉強です。

楽しむべきゲームです。 後々、スゴク役立ちます♪

 

         ◆         ◇         ◆

 

子供には、子供の意思があり、人生があります。

人形や奴隷として生まれてきた訳ではありません。
 
そう! あなたと同じ人間です。

 

そして、あなたに言われたとおりにしたいんです。

でもね、自分でも思うように上手くいかないんです。

 

当たり前ですよね!

大人と違ってニューロン(脳神経細胞)のシナプス連結(ニューロン同士の接合)

が、これから増えるのですから…。

 

もう、これらが出来上がっているあなたには、一体どれだけの事ができますか?

何も出来上がっていない子供に、どれだけの事ができますか?

 


それからね…、

あなたが、どんなに子供を傷つけても、子供はあなたを慕いたいんです。

好かれたいんです。そばに居てほしいんです。

 

ただ、ただ…、

あなたを、愛しています。

 

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2007年)より掲載



『子供のいじめ』 の反響

 先週の講座『子供のいじめ』 に関するメールを6通いただきました。

 今回は、同感が5通、批判が1通でした。


 批判といっても、アパ健に対する批判ではなく…、

 > 『文科省に自殺予告の手紙を送りつけるのは甘えているとしか思えません』

 というものでした。


 アパパは、全員が甘えているとも思えないし、また中には便乗した愉快犯も

 いるかも知れないと思っています。


 学校や教育委員会が、“いじめ”という事実を隠して、子供を助けないのなら

 その上に文部科学省があるのだから直訴もしかたない事だと思います。


 また、愉快犯的な「他人がやるから、私も!」といった人も、いるかも知れない

 と思っています。



 流行もそうだけど、メーカーやマスコミの策にわざと乗っかり、お祭りにする

 のが好きな人が多いようです。

 それは、愉快犯だけではありません!



 「みんなと一緒」とか、「足並みをそろえて」とか、言葉は まるで平和的だけど、

 物事を自分で考えられなくなっているように思えます。



 いじめっ子もそうです!

 面白いから、“いじめ”に参加します。

 みんな(?)がやっているから、“いじめ”に参加します。

 いじめっ子をかばうと、自分もいじめられそうだから、“いじめ”に参加します。



 いじめられっ子も、そうです!
 
 自殺と聞くと、「ボクも自殺」としか考えられなくなるのです。

 「早く楽になりたい」 「楽をしたい」 という思いが伝わってきます。



 どんなに辛くとも、生きて 生きて 生き抜く事を、教えねばならない!!

 子供にそれを教えるのは、他ならない我々大人の仕事なのです。



          ◆          ◆          ◆



 同感メールの中から、1通許可を得ているので紹介したいと思います。

 “いじめ”が原因で、学校を休んでいる中学2年生の娘さんのお母さんから

 のメールです。


(K.Wさんメール、途中から)

 >
 > 土曜日の夜にめずらしく娘が私のパソコンをのぞいていました。
 > 真剣な目をして読んでいたのは、あぱぱさんのメルマガでした。
 > この数日は、まるで感情を忘れたような顔をしていましたのに。
 >
 > 近頃まともに食事もとってくれなかった娘が泣きながら一生懸命に
 > 読んでいました。
 >
 > そして一言も口をきいてくれなかった娘が、 私 幸せになっていいんだね
 > と言ってくれました。
 >
 > 娘を抱きしめて泣きました。二人で泣いていました。
 > 娘は、お母さん ごめんね ごめんね と言ってくれました。
 >
 > あぱぱさんのメルマガに
 > 親の他に、わが子を いったい誰が守るのでしょうか?とあり、
 > はっといたしました。まったくおっしゃるとおりですね。
 >
 > 意気地のない親だったかもしれません。
 >
 >
 > あぱぱさんのおかげで、娘との会話が増えてきました。
 > 少しずつですが、、、
 >
 >
 > 学校にも、行けるような希望が出てきました。
 >
 > 感謝しても、感謝しても感謝し尽せません。
 > 本当にありがとうございました。
 >
 > めっきり寒くなりましたが、お風邪など召されませんように。
 > 突然のお手紙、失礼しました。
 >
 >
 > 追伸、娘があぱぱさんのような先生だったら、学校に行きたいと
 > 言っています。


 (K.Wさんメール、ここまで)



          ◆          ◆          ◆



 (アパパの返事、ここから)


 > Wさん、メールをどうもありがとうございます。
 >
 > このアパ健が 1人でも誰かの力になれるなら、こんなに嬉しい事はありません!
 > だけど、あせって無理だけはさせないであげてください。
 >
 >
 > もちろん、子供は甘やかせば いいってもんではありません!
 > 身も心も強くなるように鍛えていくべきです。
 >
 > 武術的な言い方をすれば、恐るべき敵は 自分の中にあります。
 > いじめっ子よりも、もっと怖い強敵は 自分自身の心の中にあります。
 > それは、怖いとか、甘えたいとか、楽をしたい、という弱い気持ちです。
 >
 > でもね、急には無理です。 マンガの主人公じゃないんだから!!
 >
 >
 > 大丈夫ですよ☆ 身も心も、少しずつ 少しずつ 強くなっていきますよ♪
 > 親子で、一緒に外出してあげてください。 あせらずに少しずつね!
 >
 > 
 > 親(保護者)さえ、事態から目をそむけなければ、
 > 相手の目から、目をそむけなければ、
 > そして、わが子を信じ続ければ、
 >
 > 子供は親を信用します。
 >
 > ハラをすえていきましょう!
 > あなたのお子さんを思う気持ち、親の本気を、見せつけてください。
 >
 >
 > アパパは、いつも応援していますよ。



          ◆          ◆          ◆



 どの様に行動するかは、自分の意志にかかっています。

 自分の弱い気持ちに打ち勝てば、恐れる敵など どこにも存在しないのです。

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2006年)より掲載



子供のいじめ

 
 〔マスコミ関係者の方に〕


 いま、社会で問題になっている “いじめ問題”ですが、“いじめ”を苦にした

 自殺が増えています。



 「マスコミの過熱した報道が、自殺をあおっている」との見方もあります。

 たしかに、その一面はあると思いますね!

 とくに、テレビなどの影響は大きいですから…。



 たとえば、自殺を考えている子供は、インターネットや新聞で社会の情報を

 知ろうとしているとは思えません。


 しかし テレビならば、BGMがわりに流しているご家庭もあると思います。

 何気につけていたテレビから、多くの人からのメッセージが言葉や映像で

 流れてきたら…。



 本気で、【死ぬな! 死なないでくれ!】 【君に、そばにいて欲しい人がいる】

 という事を、もっと言葉や、文字、映像で呼びかけるのがメディアの役割では

 ないのでしょうか?



 アパパも、“いじめ” の経験が ありましたから、以前のアパ健で書いた事が

 あります。
 

 少しでも “いじめ”が無くなって欲しいと願っているからです。



          ◆          ◆          ◆



 〔すべての人に〕



 いろいろな事件を見ても、加害者よりも、被害者が責められている気がして

 なりません。


 「騙されるほうが悪いんだ!」とか、「この世は、弱肉強食だ」なんてセリフを

 よく聞きます。


 「そりゃあ加害者は悪いに決まっているさ! でも、被害者にも悪いところが

 あったんじゃないの?!」


 こうして、被害者の欠点探しが始まります。 そして…

 「ほら、やっぱりな! これじゃあ いじめられてもしょうがねーよ!!」

 … となります。



 さて、ご自分は どうなのでしょうか?!

 人間は、誰でも欠点はあります。 なかったら神様ですよね。



 「加害者だって、かわいそうな境遇なのよ!」

 「きっと同じ目に会ってきたんだわ、本にそう書いてあるし…」


 そうかも知れませんし、そうでないかも知れません。

 だけど、“いじめ”は許されない事なのです!



 粘り強く 加害者に更生を促す事こそが、唯一の解決策だと言う人がいます。

 更生するかしないかは別にして、それは良しとしましょう。



 その間 被害者は どうすればよいのでしょうか?

 被害者には、「愛」と「許し」を促せばよいのでしょうか?

 そして、自殺した子供の遺族にも…。



 あのね、子供社会って 大人社会の縮図なんです!

 大人社会を正さずに、子供社会だけキレイにしたくても無理なんです!!



 親の会社でも、先生の職員室でも、国を動かす公官庁でも、“いじめ” が

 あります。


 それを支えているのが、上に示した加害者弁護団の方たちの言葉です。


 それが 当たり前だと思っている人がいる限り、どの世界でも “いじめ”が

 無くなるわけがないのです。



 世は人なり …、まずは世の中を作っている我々大人たちが、考えを正すしか

 “いじめ”をなくす方法は無いと思います。



          ◆          ◆          ◆



 〔すべての親に〕



 “いじめ”は、犯罪です。


 しかし、わが子がいじめられるくらいなら、いじめる側にあって欲しいと思う

 親もいるようです。


 さっき、いじめる理由なんて、何でもいい … と言いましたが、それは誰でも

 被害者になる可能性がある、という事。


 いつも、いじめっ子グループに所属していても、その調子よさが 誰かの逆鱗

 に触れるかも知れません。


 学校を去っていく 多くは、被害者の方です。

 被害者が自殺をすると、加害者が学校を去ることもあるようです。



 “いじめ”は、被害者にとっても、加害者にとっても、将来に大きな悪い影響を

 与えます。



 わが子が 本当に可愛いのなら、被害者にも 加害者にも しないために、

 仕事などで、どんなに忙しくとも、自分の子供の顔色、態度、しぐさ、怪我など

 をチェックし 話しかける習慣をつけるべきでしょう。


 さりげなく 世間話の中で学校や友人関係に触れてみましょう。

 なんと言っても、親子の対話が最悪の事態を防止する窓口になります。



 もしも、“いじめ”が発覚しても、あわてず毅然とした態度でいてください。

 わが子が、被害者であっても、加害者であっても…。

 親が動揺すれば、子供も動揺します。



 わが子が “いじめ”とは無関係でも、クラスなどで “いじめ”の事実があるのなら

 まずは、すぐに担任に相談して解決策を練ってください。

 いつ、自分の子も 巻き込まれるか分からないのですから!



 全ての親は、担任まかせにしないで ご自身の案も提言してみてください。

 複数の親が本腰になれば、教師も本腰を入れるはずです。


 担任が、逃げ腰で話にならなければ、学年主任、教頭、校長と相談相手を

 順番に変えてみてください。

 順番を守って、少しでも心証が悪くならないようにするべきだと思います。


 学校が、まともに相手をしてくれないのなら教育委員会です。

 それでもダメなら、文部科学省やマスコミです。



 本当に、わが子が大切ならば、愛しているのなら、出来るはずです!!

 親の愛が、試される時です。




          ◆          ◆          ◆



 〔いじめられっ子の親(保護者)に〕



 いじめられている子を持ち、尚且つ その事実を知っている親の中にも、

 わが子に、「あなたにも、非があるんじゃないの?」と いう親がいるそうです。


 これは、あまりにも “いじめ”を単純に見すぎています。


 100歩譲って、わが子に非があったとして、そこを直しても “いじめ”は終わる

 わけがありません! ←(もちろん、直すべきところは 直すべきです)



 いじめる理由なんて、何でもいいのですから…。

 そして、どんな理由があろうとも いじめてよいわけではありません。




 中には、「やっぱり、あなたが悪いんじゃない!」という事で済ましてしまう親は

 学校の先生や いじめる子の父兄とのトラブルを避けたい腰抜け …  失礼!

  。。。穏便派の親なのかも知れませんね。


 他人を責めるよりは、自分や身内を責めたいタイプなのかも知れませんが、

 これでは わが子を守れません。

 親の他に、わが子を いったい誰が守るのでしょうか?




 “いじめ”は、だんだんエスカレートしていきます。

 完全無視、暴言、恐喝、なぐるけるの暴行、異性の前でパンツを下ろされる、

 金品を持ってこさせる、遺書を書かせられて自殺ごっこ…。



 アパパは、護身術で『逃げる事』を重点において教えています。

 それは、自分や家族のために 命を守るためです!


 ですから、いじめられっ子が 命を守るために引越ししたり、転校したりする事

 も、仕方のない事だと考えています。

 (本来は、いじめっ子が転校するべきですが…)



 殺されてしまったら、何の意味も無いですからね!







 ただね、お子さんには これだけは教えてあげてください。



 【 人生に逃げは許されません!!


 命を守るための逃げはあっても、人生から逃げるために命を捨てる事だけは

 何があっても許されません。


 人は、それぞれ何かに気づいて、何かを学んで 強く やさしく 大きくなります。

 そうなっていくうちに、いじめにも対処できますし、いじめられなくります。


 自分の人生は、死ぬ事以外なら 自分で決めて良いのです。

 自分で決めた事ならば、自信を持って生きられるでしょう?


 みんな、愛されて生まれてきたのです。

 みんな、幸せになるために生まれてきたのです。 】

 

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2006年)より掲載



子供との接し方

最近、親が子を 子が親を、殺害する事件が 立て続けに起きています。

「世の中が病んでいる」と 言ってしまえば それ迄ですが、そうなったのにも

原因はあるはずです。



アパパの息子は、現在 小学3年生。 うちも、子育ての真っ最中です。

息子は “おふざけ”で、誰に似たんだろうって感じ。。。 ←(自分だろっ!)


ですから、子育ての見本にもなれないし、えらそうな事も言えません。

でもね、こういう事件があると、胸が苦しくて非常に辛いんです!


アパパは、教育博士でもなんでもありませんが、子育て中の 一児の親として

今回、子供への接し方を 真剣に考えてみました。



アパパは、親が『子供に対して関心を寄せる』ことは良い事だと思います。

ただ、『干渉のし過ぎ』が、問題なのではないかと考えています。

行き過ぎると、『子供の管理』になってしまいますから。



また、「“叱る”と “怒る”は違う」と言います。

“叱る”は、子供のためを思って諭すための行為。

“怒る”は、自分の感情をぶつけて、自分の気持ちを楽にするための行為です。


アパパは 息子がキケンな事をした時は厳しく叱りましたが、結構 冷静でした。

でも、その他の事は 感情的になって 怒ってしまうこともありましたね。



          ◆◇◆        ◆◇◆        ◆◇◆



【躾(しつけ)】


小さい頃は、“しつけ”が問題とされますね。


人間は 欲がありますから、自分の子供に対しても 1つが出来ると、もう1つ

やらそうとしますよね。


それは それで良いのですが、初めの頃は 1つが出来ると 褒めていたのに、

慣れてくると だんだん褒める事が無くなってきます。

いつのまにか、基準が “大人と同じにできてあたりまえ”になっているからです。



子供って、昨日できなかった事が 今日はできてたりします。

大人は、昨日できてた事が 今日はできなかったりするのにね!

大人の方が、新しい事になかなかチャレンジしないのにね!



未経験な事をやらされて、できないと叱られ、できても褒められない!

これって、なんだか 面白くないし 苦痛ですよね…。



子供に、「人の気持ちを考えなさい」「自分だったら、どんな気持ちがするの」

なんて言っておきながら、親は 子供の気持ちを無視していたりします。



今ある現象に囚われずに、「なぜ こんな事をしたのかな?」って、子供と考える

ようにしたいものです。



          ◆◇◆        ◆◇◆        ◆◇◆


【勉 強】


学校に入学すると、“勉強”も問題にされます。


「宿題やった?」と「勉強しなさい」は、多くの家庭で聞かれる言葉ですね。

これって、マジでやろうって時に言われると、気持ちが萎えちゃうんですよね!

アパパも経験ありますよ! ええ、ありますとも…。



…かといって、言わないと いつまで経ってもやる気配がありません!

そこで、「学校を卒業して社会に出ても、勉強は一生続くんだよ」という話を

しました。



 アパパ : 子供のうちは 頭が柔らかいから、いっぱい覚えられるけど、
        大人になってから いっぱい覚えるのは大変だぞ!


 息 子 : 大人でも、学校の勉強をするの?


 アパパ : 学校の勉強と、同じ勉強をするわけではないよ。
        でも、人に聞いたり 本を読んで勉強するのは一緒だよ。

       その時、言葉の意味が分からなかったり、字が読めないと勉強にも
       ならないだろう?


 息 子 : わかった! そのために学校の勉強をしてるんだね。


 アパパ : そうだよ。 この前「ロボットを作りたい」って言ってたね!
       ロボットを作るには、いろいろな計算も必要だし、人間や動物の
       カラダのしくみも知っていないとね!


 息 子 : なんだ! 仕事って(勉強を)全部やらないとダメなんだ。


 アパパ : そうじゃないけど、(勉強を)やっておいた方が、いろんな仕事が
       できるって事さ! 
       だって、自分の好きなことを仕事にした方がいいだろ!



親の見栄のための勉強から 子供本人のための勉強へ、見方を戻した時

に子供は納得して動きはじめます。


それ以来、この会話が功を奏して(?)、学校の宿題は学童保育で、帰宅して

からは自分から勉強をするようになりました。



          ◆◇◆        ◆◇◆        ◆◇◆



【オンリーワン】


昔 流行った歌に、SMAPの「世界に一つだけの花」がありますが、これは

真実をうたっていると思います。



大人だって、比べられるのって 嫌ですよね!

「〜君のお父さんってオシャレでカッコイイのに、うちのパパは…」とか、

「〜さんのお母さんってキレイでやさしいのに、うちのママは…」なんて。



「ええい、うるさい! だまれ、だまれ!!」と 悪代官に変身ですよね。

「これでも、いっぱい いっぱい じゃあ〜〜!」ってね。



でも、同じことを子供にしている人も多いようですよ。

「おねえちゃんは、ちゃんとできるのに…」とか、「○○君は、100点だってよ」

というやつです。


これじゃあ、奮起する前に撃沈です。。。ぶくぶくぶく


子供を伸ばすために、悪いところを指摘するのは良いと思います。

しかし、何度も指摘すると、慣れっこになってしまいます。

それよりも、良いところを どんどん褒めることが大切♪

これは、大人も同じではないでしょうか?!



          ◆◇◆        ◆◇◆        ◆◇◆



いつの間にか、子供のためと思ってやらせているものが、親のためになって

しまう事って多いです。


ただ、ただ、やらせようと、怒鳴る、わめく、叩く では、子供は萎縮し、頭の中

が真っ白です。

それでも子供は、親の希望に副えたいとは思っています。


だって、褒められたいもの…。

子供は、親の“驚く顔”と “喜ぶ顔”が見たいのです。

子供にとって、それが一番のご褒美です。


親と子の心のすれ違い…。

そんな時、自分が子供だった頃の話をお子さんに聞かせてあげてください。

子供は親を身近に感じ、親は子供のハートを取り戻すはずです。

 

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2006年)より掲載



子供の運動会に思う


 今朝、いまにも降り出しそうな空模様・・・。 

 今日は、息子の小学校の運動会でした。



 それでも、連絡網で「運動会をする」との連絡があり、月曜日の時間割も用意

 して学校に向かいました。


 “開会式”が始まる頃には 小雨が降り出し、最初の“応援合戦”で 本格的に

 雨が降っていました。


 美味しいお弁当を用意して、親戚まで集まったご家庭もあった事でしょう!

 学校側も、すぐに「中止します」という訳にはいかなかったようです。



          ◆          ◆          ◆



 雨の中、いくつかのプログラムが終了し、高学年の“組み体操”が始まりました。

 これは、子供たちにとって、かなり難易度の高い動きが多いものです。

 それを、たった2週間の中のわずかな時間で、練習してきたのです。

 毎年、父兄の間で 話題にされるほどです!


 
 さらに強くなった雨の中、子供たちは音楽に合わせ、地面の上に仰向けになり、

 または腹ばいになり、クラスメイトを信じてみんなの腕の中へジャンプします。



 びしょ濡れになり、土に汚れ、雨風が顔を強く叩く中、顔を挙げて前を見据え、

 真剣な まなざしで演じています。



 いつしか、父兄や教師たちも傘を下ろし、カメラをしまい、拍手を始めました。

 子供たちと共に雨に濡れ、拍手で応援し見守ります。



 最後の人間ピラミッドでは、歯を食いしばり、全身を震わせて、クラスメイトを

 支える子供たち・・・

 下級生たちの「ガンバレ!」という声が、校庭に響きわたります。



 “組み体操”が終わる頃には、父兄も教師も皆 嗚咽していました。

 子供たちに、心動かされ 震えていました。

 子供たちに、心洗われ 泣いていました。



          ◆          ◆          ◆



 いま、子供たちの犠牲になる事件が増え続けています。

 私には、どうしても許す事ができません!



 「世の中には、意味のない出来事はない」と言う人もいます。

 でも それは、その立場に居ない人が言える詭弁です!



 そのセリフを言う権利があるとすれば、愛する家族を亡くした者にだけ・・・



 子供たちの明るい笑顔と、かわいい歌声を守っていきたい!

 この魂が、子供たちの澄んだ瞳、清らかな心を愛して止まないのです。

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2006年)より掲載



子供のスポーツ障害

前回のアパパの【護身術講座】は、小学生も参加してくれましたぁ〜♪

とっても嬉しいです〜♪  小学生大歓迎ですよ〜♪
 
受講料も割引しますので、低学年は親子でご参加くださいね☆



さて、子供の運動指導となると、気をつけなくてはならない事があります。

それは、薬の服用にも言える事なんですが、『子供は大人のミニチュア
 
ではない』 という事です!


いくら体は大きくても、大人と比較して、まだ体内の骨も少なく、また軟骨
 
から骨になりきれていない部分もあります。


成長期にある子供を指導する以上、その成長を助ける事はあっても、
 
阻害する事があってはなりません!


まして、体を破壊する事など、あってはならないのです!!




NHKのTVで、各界で活躍している人が、自分の卒業した小学校で教鞭を
 
とる企画の番組があります。


以前 この番組で、某元プロレスラーが、子供たちに “あきらめない根性”を
 
教えたくて、ヒンズースクワットをやらせていました。

頭の後ろに手を組んで、深くしゃがんで立ち上がる、あれです!



アパパの子供時代と、いまの子供たちは、体のつくられ方が違います!

しかも、運動をしている大人でも 厳しい回数だったと思います。

「これ、いいのかよ! ちょっと、やばいんじゃない?」


案の定、何故か放送された後に、足を骨折した子が居た事が判明しました。

 
 
         ◆          ◇          ◆



【子供の筋トレ】

腹筋・背筋、または マシーンなどの器具を用いたウエイトトレーニングは、
 
体の成長を阻害する可能性が大です!

種目の正しい動きをくり返す事によって、自然に必要な筋力をつけていく事
 
が大切です。

 
 
【ひじの障害】

“野球ひじ”や、“テニスひじ”と呼ばれるものが入ります。

変化球など特殊な投げ方、打ち方などを多用して、はく離骨折したり、
 
靱帯を痛めたりします。

ひじが伸ばせずに曲がったままになるケースもあります。



【ひざの障害】

“ジャンパーひざ”などは、バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプ
 
を多用するスポーツに起こりやすくなります。

また、野球などで 子供に “うさぎとび” をさせるのは、足腰を鍛える効果が
 
期待できないどころか、ひざ を壊す原因となります。

“うさぎとび”は、WHO(世界保健機構)でも禁止されている、と聞いた事が
 
あります。

膝蓋軟骨軟化症やオスグッド病を、誘発しやすいのも大きな理由でしょう。

後足で立っている人間は、体重負担がひざに来ます。

将来、ひざに溜まった水を 定期的に抜くような事にならない様にしましょう!



         ◆          ◇          ◆



スポーツなどの運動において、怪我がゼロ(皆無)というのは難しいとは思い
 
ますが、目指すべきだと考えます。

それは、すべて指導者の意識にかかっています。


 「勝負の世界なんだから厳しくて当然だ!」

 「ケガを怖がって練習ができるか! 試合に勝てるか!」


などと言いながら、練習の時点で 子供の体を破壊し、試合にも出られなく
 
してしまう指導者が、今まで日本に多かったのは事実です。


つまり、将来の日本を背負って立つ、多くのアスリートの卵をつぶして来た
 
わけです。


 「冗談じゃない! あの子の体が弱かったから 壊れたんだ!」

 「そんな事考えていたら 指導なんてやってられないよ!」

 「そんな甘い事を言ったら、強い選手は育たないんだよ!」


そうは言っても、欧米の強豪選手たちの子供時代のトレーニングは、かなり
 
違うメニューで行われています。



最近の日本では、もう無い!と思っていましたが、あきれる事に 未だに
 
その様な、子供の体を破壊するような指導をする所も存在するようです。


きっと 少年スポーツの監督やコーチは、その種目が好きで 子供好きな
 
方々なのでしょう! 
 
中には、元プロスポーツ選手も居るかも知れません!

もう、それだけで父兄の方々は信頼してしまうかも知れませんね。



でもね、それと 子供の運動指導とは、話が別です。

専門の資格を取れとは言いませんが、子供の心や体に関して、医学や
 
心理、生理、物理、栄養学と、しっかり勉強していただきたいと思います。



武術関係者も、昔からの活法や整復術に加えて、あらゆるケガに対処できる
 
ように応急処置法も身につけておくべきでしょう。



無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2006年)より一部掲載


お腹の中の記憶 (胎 教)

一時、お母さんのお腹の中にいる、“胎児の時から 教育する” 『胎 教』が、話題になった時期がありました。

賛否両論ありましたが “効果有り” と言う事は、確認されました。

『胎 教』(胎内教育)という、名前のイメージが悪いのかも知れません。

だからと言って“胎育”(胎内育児)だと“体育”と音が同じになってしまいます。(いったい 何が言いたいの?)

妊娠3ヶ月位から、母体の感じている事が、胎児に伝わるのだそうです。


アパパは、そんな事は信じられませんでした。

胎児の頃の記憶は、無いですからね!(へたすると、昨日の記憶も無い!)

まだ 生まれていないんだから、意味ないじゃ〜ん!!


それでも、うちの子が、あやたん(ママ)のお腹の中にいる時は、あやたん

の強い希望で 『胎 教』 が始まりました。

『胎 教』といっても、別に “胎児に学校の勉強を教える” のではなくて、『お腹に話しかけたり、
歌ってあげたり、素敵な音楽をかけたり、絵画を見たり、英語のCDを聞いたり…』するだけです。

母親が リラックスすれば、お腹の赤ちゃんも 居心地が良いだろうなぁ!

これが目的だ と思えば 『胎 教』も いいじゃ〜ん! に なりました。

ところが アパパも 『胎 教』 を信じることになる出来事が…。



先週の講座の資料として、うちの子供のアルバムを見ていて、

思い出した事があります。


数年前のNHK特集の中で、小さな子供達に「母親のお腹の中の記憶」を

質問していました。

皆一様に、『暗かった』 とか 『温かい』 などと言っていました。

アパパは思わず、『誰かが、教えたんじゃないのぉ!!』


当時、やっと 言葉を片言だけ話せる様になった、わが子が目に入りました。

早速、わが子で実験です。(なんちゅう親じゃ!)

マ マ : 「ママのお腹って、どんなだった?」

わが子 : 「くらかった… 」(おお!お決まりの言葉だ)

マ マ : 「気持ち良かった?」

わが子 : 「うるちゃかった… 」
 
アパパ : 「えっ!お腹の音? それともオナラ?」 バキッ☆←なぐられた音

マ マ : 「どうして、パパ と ママ の所へ 生まれてきたの?」

アパパ : 「おいおい!!それは男と女がだなぁ…」

わが子 : 「あちょこ に、いきなちゃい、って いった…」

マ マ : 「誰が言ったの?」

わが子 : 「わかんない…」

マ マ : 「神様かな?」

わが子 : 「… うん … 」 (なんだか 無理に言わせてないか?)

マ マ : 「本当に パパ と ママ の所で 良かったのかな?」(おいっ!)

わが子 : 「うん。やちゃちい から…。あいたかった から…」


親バカな2人は、思わずわが子を抱きしめました。

子供って、親を信じて生まれてくるんですね。

絶大な信用を寄せて、愛してくれるんですね。

我々大人も、生まれる時は、そうやって生まれてきたはず…


親も、子供に負けずに、子供を信用しましょう!

そして、とことん愛しましょう!

手元から、巣立っていくまで…、自分の命尽きるまで…。



無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』第14号より一部掲載



体罰って何?

最近、TVなどで話題になっている “体罰”の問題…。



信じられない事に、親が 我が子を “折檻死”させる事件が 後を絶たちません!

「▲▲容疑者は、躾け(しつけ)と称して…」って、うそに決まっています。

それは、育児書など “マニュアル通りの子育て”をしようとするプレッシャーだったり、“オリジナルの子育て”ができない親の自信の無さからくる絶望感だったり、

はじめから欲しくない子供であったり、事情は様々でしょう!



それでも、育児を放棄する事は、それこそ『育児無し』です!

近くに親や親戚が居なければ、コミュニティに参加したり、

自治体の育児相談や子育て支援に出向いてみる事も必要だと思います。



また、その位の心意気が無ければ、何も出来なくなってしまいます。



子供たちが、我々親の手元から巣立っていくのも、「あっ!」っと言う間です。

そして、その後はきっと寂しいと思いますよ!

「もっと、そばに居てあげたかった…」なんてね。



アパパも 決して「“体罰”が良い!」などとは、考えていません。

ただ、極端に “体罰”→“虐待”と 決め付ける事も危険だと思います。



そんな折、メルマガ読者のY.Fさんから…

 1.「アパパさんは、お子さんを叱ることがありますか?」
 2.「叱るときは、どんなときですか?」

…という質問メールをいただきました。


Y.Fさん、どうもありがとうございました♪


アパパからの返事の1部を掲載させていただきます。


   ◇◆◇         ◇◆◇          ◇◆◇


(ここから→)『……

 1.子供が小さな時から、小学2年の現在まで叱り続けて来ました!(笑)

 2.叱るのは、基本的に…

  ・ 人様に迷惑をかけた時
  ・ 危険な行為をした時

      …だけですね!


  言葉が理解できないほど幼い時は、手も上げていました!

「いけないお手々ですね!」ピチ☆ と、手を叩きましたね…。

言葉が分かるようになってから、言葉で言い聞かせる様にはして来ました。

それでも聞かずに危険な事をしたときは、“おでこ”も ピチ☆ とやりましたね…。

そうそう! 最近は “おしり”をバシ☆ もやりました!(笑)



手を上げる事については、賛否両論あるでしょう!

すぐに、虐待に結びつけて考える人もいますからね。

「アパパは、武術なんてやっているから 暴力的なんだ!」なんてね…。

もちろん手加減はしますよ! 可愛い可愛いわが子なんですから♪

それに、滅多やたらと手を上げるわけでは無いですから…。



子供にも個人差はあるでしょうけどね!

人様の家の子は、どうか分かりませんが、だんだん大きくなれば なったで自我が出てきますから、思春期など、言って聞かない事もあるのでは?!


子供を叱る時、アパパ自身にもルールを課しています。

 ・怒りにまかせて怒らないこと!
 ・子供を1回叩いたら、自分の頬を思い切り10回叩く!(爆)
 ※ もちろん人の見ていないところでね!(^ ^;)

こうなると、冷静に叱れますよ〜!!(笑)


子供は、大人の顔色を見ますから、真剣なのかどうか見抜きますので、

“1人の人間”として真剣に向かい合っています。

「本気で愛するが故に、わが子の為に本気で叱る!!」

   これが、基本だと思います。  …』(←ここまで)


   ◇◆◇         ◇◆◇          ◇◆◇


  おかげさまで、わが子は未だにアパパに甘えて床につきます。

    叱った後のハグ(抱きしめる事)とキスは、忘れずにね♪




  ★無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』第49号より一部掲載



親から子へ伝えること

このところ、同級生による殺傷事件や、あいかわらず親による子供の虐待致死事件が続いています。

アパパは、当事者でも関係者でも無いので、これらの事件内容についてはニュースの情報以上の事はわかりませんが…。

まあ、子育てをするのは学校では無く、保護者なのですからね。

“最低限、人が守らねばならないこと”“良いこと、悪いこと”“生と死” これら、基本中の基本を教えておかないとね!


「あたりまえの事は、日常生活の中で自然に覚える」ということはありません。

「あたりまえの事は、教えなくとも本能でわかる」わけでもありません。


アパパの子供が悪い事をして、ママにしかられました。


子供 : 「どうして、いけないの?!どうしてダメなの?!!」

ママ : 「どうしてって…、あたりまえでしょっ!!」


その時ママは、ハッとしたそうです。

「怒られてやめたけど、この子納得していない…」

「そうだよね、教えていなかったもんね」


それ以来、〔道徳〕の時間は家庭でやっています。

お話や文字 ・ 絵、もちろん絵本もつかって楽しんでいます。


話す事の出来ない障害をお持ちの方も、立派に子育てされています。

子供への[言葉かけ]は、とても大切だけれど、[子供の目線でやさしく見つめてあげて、抱きしめてあげること]が何よりも大切だそうです。

(抱きしめる時間は、8〜10秒ぐらい、ときどきキュッキュッとね!)


子供も親も共に、加害者にも被害者にもならない為に大切なのは、『あたりまえの事を確認しあう』ということ。

そして『愛していると伝える』こと。


まんまるっちぃ頭とほっぺ、すぼめた口して眠っている…

そんな我が子の寝姿を見ながら、アパパはそう思うのです。




無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』第1号より一部掲載



いじめ秘話の反響

 先週の“アパパのいじめ秘話”の発信後、5通のメールをいただきました!


 『いじめる人間を、“そういう資質がある”と 表現したことは暴言だ』とするご意見もありました。

  
 1回でもいじめに加担したアパパ自身、そういう資質があるという事です。

 戒めていかなければ いけない事と思っています。


 『性格の50パーセントは DNAで決まるとのこと。 しかし、教育などの環境で

 その資質をおさえることが出来るのではないか』というご意見もありました。


 アパパも、性格の残りの50パーセントは環境で決まると思います。

 そのために、問題提起する意味で 書いたつもりです。

 心の健康に関する事ですので、この問題は避けて通れなかったのです。


 『アパパの叔父の言葉に泣けた』というメールも、3通いただきました。


 賛否両論まとめて、大感謝です! どうもありがとうございました。

 


無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』

(2005年11月5日発信分より1部掲載)



いじめ秘話

 先週は、『いじめる側の立場』で “いじめ” を分析してみました。

 今週は、『いじめられる側の立場』で 反論したいと思います。


  ● 次の言葉は、いじめ で自殺した子供たちの遺書の言葉です。


  「もう、生きていく自信をなくした」 中3男子

  「生きていくには つらすぎる」 中2女子

  「このままじゃ、“生きジゴク”になっちゃうよ」 中2男子

  「いじめが消滅するのを心から祈っています」 中1女子

  「何がなんでも のろってやる」 中2男子
  
 

         ◆          ◇          ◆


  
 アパパが小学1年生の頃 両親が離婚し、経済的な理由で父にあずけられました。 

 家は、神奈川から東京都内の練馬区に引越したので、小学校も転校しましたが、
 
 新しいクラスになじむ事が出来ませんでした。

 アパパには、一連の事が急で理解ができずにいました。

 母も居ない、クラスに友達も居ない中で、ノラの子猫と近所の女の子だけが友達でした。

 

 ある時、新しいお母さんがやってきました。

 そして アパパは、実の母に引き取られたのです。

 アパパは、小学2年生になっていました。


 実の母は アパパを引き取るために、定職を見つけ、弟である叔父に保証人に

なってもらい、安いアパートに暮らしていました。

こうして、アパパは生まれ故郷でもある千葉県で 実の母と暮らし始めたのです。

 

 でも、小学校は こちらでも同じでした。

 授業についていけないのです!

 勉強の基礎的な事が出来ていませんから当然でした。

 通知表などは、お情けで ほとんどが5段階中2でした。


  *…*…*…*…*…*…*


 前の小学校と同様、いじめ にあいました。

 ある時は、石を頭にぶつけられ コブをつくって流血しながら家に帰りました。

 聞かれても、「自分でぶつけた…」と 答えました。

 3年生の時、いじめ が酷く、殴る蹴る を体に浴びてアザだらけになり、

 母には傷が治るまで隠していたこともあります。

 母に心配をかけたくなかったのと、子供ながらプライドが許さなかったからです。

 

 それでも、さすがに2日間、学校をズル休みした事があります。

 学校に行ったふりをして、自分のアパートの裏に隠れていました。

 アパートとブロックの狭い隙間に、1日中うずくまっていたのです。

 その間、そこで何も口にせず、用もそこで足しました。
  

 当時、アパートで 昼間だけ叔父が仕事をしていました。

 建築関係のプランナー(設計士)で、大手の建築会社に委託された仕事を

 仕事仲間と分担で行うのです。

 池袋サンシャイン60や、横浜スタジアムなども 手がけていました。


 叔父がアパートで仕事を始めたのも、アパパが、カギっ子にならない様に、

 との配慮だったのでしょう。

  
 家では、ズル休みの事は 分かっていたはずです。

 学校から連絡があるはずですから…。

 


 ズル休みの1日目、 時間を見計らって帰ってきたアパパに、

 叔父は「おかえり」と だけ言ったきり黙っていました。


 2日目、アパパが帰ってきたとき、叔父の「今日も、はらへったろう…」

 この言葉で、はじめて泣いた事を覚えています。


  *…*…*…*…*…*…*


 アパパは、3歳頃から 叔父や祖父に武術を習っていました。

 しかし、「命が危ない時以外には、使ってはいけない!」と 言われてきました。

 

 子供のアパパには、その基準が分からなかったので、それまで武術を使った

 事はありませんでした。

 しかし この日以来、叔父に「おれが責任もつから、思うように動いてみろ!」

 と 言われ、気持ちが吹っ切れました。


 武術を使って、いじめっ子に復讐することは、性格的に出来ませんでしたが、

 相手の殴る蹴るを かわしたり、押さえたりするようになりました。

 自分の気持の余裕が、顔に表れると、以前のような 酷い いじめは無くなって

 いきました。 

 こんな中途半端な事では、完全に いじめは無くなりはしませんでしたが…。

 それでも、同学年の友達は卒業までに ほんの数人ですが出来ました。

 

         ◆          ◇          ◆

 

  いじめの定義として…


  『単独 又は 複数の特定の人に対し、物理的攻撃、言動による

  脅し、嫌がらせ、仲間はずれ、無視などの心理的圧迫を、反復継続して

  加える事によって苦痛を与える行為』


  …と、いうものがあります。


  
 つまり、いじめ なんていうものは、いつの時代もあるんです!

 時代によって、生活様式が変わると、人間関係も変わってきます。

 いじめ の方法も変わっていきますが、本質的にはストレス解消です!

  
 だからと言って、ストレス解消しようと、いくら スポーツや、カラオケで発散して

 いても、さらに いじめ をする人間は 実際にいます。

 

  人は、いろいろ言います。

  親が悪い、教師が悪い、教育委員会が悪い、文部科学省が悪い、政府が悪い、

  偏差値が悪い、食べ物が悪い、電磁波が悪い、環境ホルモンが悪い…。

 

 まあ、結局は 全てが悪いのでしょう!
 
 物事の原因って、1つだけだった ためしは無いし…。

 だけど、現実には 同じような “環境” で生活していても、いじめ などしない人

 だって大勢居るんです。


 結局 アパパには、人間性(人格)の問題としか言いようが ありません!

 いじめ をする人間は、そういう資質の人間なのです。

  
 いじめ にあった立場から、最後に言わせてもらうと…、

 いじめ にあう人間は、いじめられる その原因を明らかにすることです。
  
 そして、それを克服する努力は必要です。

 嫌な事から目を伏せ、逃げている限り、問題解決の糸口は見えてきません。

 

  「意志が強ければ、とっくにやっている!」って?!

  いじめ にあって、泣きながらも 精一杯生きているあなたは強いのです。

  自分を責めて、命を捨てようと できるあなたは充分強いのです。

  それだけの強さがあるのだから、未来もつかめるはずなんです!!


  
  もう、誰にも邪魔はさせない! 

  あなたの人生は、これから あなたが自分で歩いていくんです!

 


無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』

(2005年10月29日発信分より1部掲載)



いじめ問題

先日、ティンクさんという方から、メールをいただきました♪

その中で、イジメについての記述がありましたので、急遽『いじめ問題』を取り上げたいと思います。 


  (本人に承諾を得て、その文を掲載↓)

 >
 > 中学から今まで顔のことで、いじめにあっていました。
 > 無視されたり、かげで悪口を言われたり、物をかくされたりしました。
 >
 > 今は受験期なので、あまりそういうことはありませんが
 > ときどき思い出したように、消しゴムをぶつけられたりします。
 >
 > 思い切って先生に相談したら
 > 「あなたが大人しくしてるからつけあがるのよ」
 > といわれました。


 > アパパさんはいじめにあったことありますか
 > いじめをしたことありますか
 >
 > こんな私をどう思いますか
 >
 
  (ここまで↑)


ティンクさん、どうもありがとうございます。

ティンクさんは、高校3年生の女の子ですって!

受験、顔晴ってね! きっと、新しい明るい世界が待っていますよ♪




さて、「こんな私をどう思いますか」と言われても、お会いしてないので何とも言えませんねぇ…。 ←(おい、何とか言えよ!)

まず、「やめてよ!」なんて言って反抗できないタイプなんでしょうね。


もっとも、これは最初に言って(反抗して)おくべき事で、いじめられっ子

という事実が出来上がってからだと、この言葉は逆に “火に油をそそぐ”

事になりかねません!


         ◆          ◇          ◆


  
ここで、告白しちゃいます!

アパパは、中学の時に一度だけ いじめ(?)をした事があります。

うわ〜! ファンが減っちゃうかも〜! ←(おるんかいっ!!)



なかよしグループでも、自然とパシリ(使いぱしり)になる者がいました。

ある日、みんなで集まる日に来なかったのです。

携帯電話もない時代でしたので、当然 連絡もありません。

みんなは、待ちぼうけ…。


そこで、みんなで彼の家へ行ってみると、彼は出てきました。

彼は、来なかった理由を、「行きたくなかったからだ」と言いました。

きっと、それが 精一杯の反抗だったのでしょう!


「裏切り者!」と、みんな怒って 1人づつ彼の頬を叩きました。

アパパも、いつもは彼が かわいそうで、1度も彼をパシリに使った事は ありませんでした。

でも この時は、さすがに “頭に来ていた”のと、“みんながやった”ので、

という 理由にならない理由で、彼の頬を叩いてしまいました。


後で 彼に謝ったとき、笑顔で許してくれましたが、自分自身が打ちのめされた気分でした。。。

このグループは、中学卒業と共に 自然消滅しましたが、今でも苦い思い出になっています。



アパパも、いじめは大キライでしたが、自分も加害者になりうる事実を知ったことが大ショックでした!

  

          ◆          ◇          ◆


   
  ▼ いじめる側から、【いじめの対象】を書き出してみます。


  ・ 能力が劣るやつ … 学校の勉強、運動が目安になります。

  ・ 容姿が劣るやつ … 完全に、いじめる側の主観できまります。

  ・ 体臭が臭いやつ … みんなの迷惑という判断です。

  ・ おとなしいやつ … 抵抗しないから、人間サンドバックです。

  ・ うるさいやつ … うっとうしいんです! うざい、とも言います。

  ・ 変わったやつ … 人と変わった格好(持ち物)で目立つやつです。


 どうですか? あなたは、この中に入っていましたか? ←(だったら何?)




  ▼ いじめる側から、【いじめの対象を見た時の感情】を書き出してみます。


  ・ 腹が立つ、むかつく、うざい、いらいらする、頭にくる。


   全部 同じような気がしますが、すべて精神的なストレスを感じています。

  つまり、【いじめの対象】を見ると、ストレス(負荷)を感じるのです。

  そこで、ストレス解消のために『いじめ』をします。



 ここで、問題です。



いじめる側は、【いじめの対象】さえ 居なければ、ストレスは無いのでしょうか?


   いいえ! 生きている限り、ストレスは 誰にもあります。


誰もが、学校 ・ 学習塾 ・ 会社など、成績や人間関係などでストレスを抱えています。


 そこへ、【いじめの対象】を見ると さらにスウィッチが入ります。

 そのストレスの はけ口として、自分より弱い立場の者を攻撃するのです。



  ですから、教育評論家の中には、

  「いじめられる人は、正常な社会において必要なのだ」

  と、言いきる人も居るのです。 ←(言いすぎだろっ!)


  ストレス解消のために必要不可欠だとする『いけにえ説』です。



 さあ、いかがでしたか? ←(おい! もう終わりかよっ。。。!!)


じつは、アパパは 小学校1年から、中学校1年までの7年間いじめられっ子だったのです! ←(ホントかよ?!)

  
 ですから 来週は、『いじめられる側の立場』で 反論したいと思います。




無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』 

(2005年10月22日発信分より一部掲載)