力のいらない護身術

オヤジ狩り

◆ 電子書籍の紹介 【オヤジ狩り】 


 知る人ぞ知る… じつは、僕の実話です!(^^;)> 
 ⇒ http://p.tl/ESdE

 
 武術家のクセに、2回もオヤジ狩り(路上強盗)に遭っています。

 まあ、正確には、武術家になる前の話ですが。。。

 恥を忍んで公開します…って、後悔するかな? (^^;)> 

 デジタル書房より、500円です。


 ※その他の、僕の電子書籍。

  無料版もあります⇒ http://p.tl/_FLQ



通り魔にご注意!

 昔から【油断大敵】という言葉があります。


 僕も昔、『オヤジ狩り』に2度も遭っていますが、
  その時に「危機意識」を、しっかり持っていれば回避して、
  あんな嫌な目には遭わなかったと思います。
 (武術をやっていたおかげで、2度とも助かりました!)


 つまり、夜道で目をつけられた時点で気がつき、
  逃げ出せた可能性が高いという事です。


 当時は、『オヤジ狩り』が話題に成り始めていた時期でしたので、
  僕も知っていましたが、「自分には、一生関係ない出来事」
  だと思っていたのです。

 いや、意識すらしていなかったと思います。


 今では、オヤジを狙った強盗など珍しくありませんので、
  ニュースにもなりませんが、代わりに多くなってきたニュースが
 『通り魔』ですね。

 

         ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇

 

 僕の『護身術セミナー』でも、「通り魔はふせげないでしょう?」とか、
 「通り魔に遭ったら、運が悪かったと思うしかないですよね!」などと
 仰る方も居られますが、僕はそうは思いません。


 「危機意識」を持つ事で、かなりの確率で助かると思っています。


 歩道で信号待ちをしている時や、ホーム電車を待っている時は、
  なるべく先頭には並ばないとか、曲がり角は 大回りで曲がるとか、
  普段 事故防止のために気をつけたりするのと、
  同じ様な意識の延長で良いのです。


 ガンなどの病気は 早期発見が命を救うのと同じ様に、
 通り魔も 早期発見が大切です。


 それには、早めに異常を察知する事が必要です。


 1.後から近づく車が、なかなか追い越して行かない。(減速した)
 2.後から来た車の、エンジン音が急に大きくなった。(加速した)


 この場合は、どんな事が考えられるでしょうか?

 

 1.は、誘拐や、ひったくりの可能性があります。
 2.は、通り魔の恐れがあります。(車で撥ねるケース)


 こんな場合、すぐに振り向くクセを付けましょう。

 そして、運転手がどこを見ているかチェックします。 
 (チェックしたぞ!と、相手へ分からせる事にもなります)


 あとは、逃げる事が出来るように、すぐに動く練習をするべきです。

 


 どんな店でも、店内では 周りが見渡せる場所に居る事です。
 特に、壁を背にし 出入り口が見える場所なら理想です。


 例えばレストランなどで、案内された席が店の中央だったとしても、
 周りの鏡やガラスなど映せるものを利用すれば良いのです。


 僕はメガネを掛けているので、前方が暗ければ 後方が映りますし、
 水の入ったグラスや、ナイフ・スプーンでもチェックできますよ。

 

         ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇

 

 もしも、通り魔に遭遇してしまったら…。

 相手は、痴漢とは異なり、周りの人間に知られても動じる事はありません!
 つまり、大声を出したり、防犯ブザーを鳴らすだけでは不十分なのです。


 ただ、なるべく効率良く、多くの人間を殺傷したいと思っていますので、
 1人の人間に対して、長い時間をかけたくないのは確かです。

 

 ですから、まず相手との距離によって、逃げ切れるか、逃げ切れないかの
 判断をしなければなりません。


 まず、小さなお子さんや、お年寄りなどを連れている方は、逃げ切れませんね!

 そんな方は、身の周りの物を使って 防御してください。

 ・参考にしてください ⇒ http://www.sensuiryu.net/vtr1.html

 

  通り魔は、あなただけに固執している訳ではありませんので、
 手こずらせてやる事で、あなたを諦めさせましょう。

 

         ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇

 

 犯罪すべてに言える事は、怪我や病気と同じく、予防が大切という事です。

 もちろん、どんなに気を付けていても、事件に巻き込まれる事が
  あるかも知れませんが、ボーっとしているよりは、無事でいられる確立が
  高くなります。

 「私は、いつもボーっとしているからダメね…」って、簡単にあきらめず、
 一歩外に出たなら【危機意識】を持ってくださいね。

 昔の人は、「他人(ひと)を見たら泥棒と思え!」なんて言いましたが、
 現代も「他人(ひと)を見たら犯罪者と思え!」と言えると思います。

 「人様を疑え!なんて、泉水は酷い奴だ!」
 そう言われても仕方ありませんが、その方が無難です。


 例えば…、

 道を尋ねられたら、用件が済んでも相手から目を離しません。
 相手が充分に離れていくのをチェックするべきなのです。

 また、道を歩いていても、向こうから通りすがりに距離をつめてきたら、
 身を硬くせずに、すぐに動いて逃げ出す(心と身体の)準備が必要です。

 これらも、護身術講座に参加してみると分かりますが、何度かの練習だけ
 でも慣れで動けるようになるものです。

 

 つまり、消防の非常訓練などと同じです。

 実際に、煙の部屋、地震の部屋、消火器、バケツリレーなど、擬似体験
 するのとしないのとでは、結果が全く異なってきますよ。

 それから、職務質問された時に、相手を攻撃するタイプの護身グッズを
 身に付けていると、軽犯罪法違反で警察の取調べを受ける事もあります
 ので、ご注意下さい。

 泉水流柔術では、女性や小学生も、ナイフ対応術をレッスンしています。

 もし、よろしかったらどうぞ ⇒ http://www.sensuiryu.net/sentray.html



出会い系サイトとプロフ

子供たちには、パソコンよりも手に入りやすい携帯電話ですが、
この携帯電話を使ってインターネットへ接続し、
性犯罪に巻き込まれる子供たちが増えています。

その「被害児童」の殆どが、女子中高生です。


警察が、今年(2008年)の上半期に摘発したサイバー犯罪は
過去最多の2192件。
これは、前年同期(1808件)より、21.2パーセント以上
増えている計算になります。

特に、児童が性的被害を受けたケースが目立ち、
前年同期(495件)より、28.6パーセント増えている
そうですが、これも氷山の一角です。


昨年までは、「出会い系サイト」を使った犯罪が多かったのが、
最近は「プロフ」といった自己紹介(プロフィール)サイトから、
事件に結びつくケースが多くなっています。


ショックな事に、プロフも出会い系サイトも「被害児童」の殆どが、
自ら「金額と場所」を提示して、男性を性行為などに誘っている事。


こうした女児からの「援助交際」への不正誘引は、
前年同期の5倍にも急増しているのです。  


女子中高生の年頃は、興味のあるのはファッションや遊び、そして性行為です。
つまり、性行為によってお金を手にし、簡単に欲しい物全てが手に入る訳です。

 

        ◇◇◇     ◇◇◇      ◇◇◇

 

危険な情報を遮断して、パソコンや携帯電話でサイトを
最初から見られないようにする技術を「フィルタリング」といいます。


現在、総務省、警察庁、文部科学省などの働きかけで、この「フィルタリング」
の普及を進めています。


今年から、有害情報が含まれるサイトへの接続を防ぐサービスの導入を
携帯電話会社に義務づけるのです。

 

これによって、18歳未満の子供が携帯電話で有害サイトに接続できなくする
事ができますが、一部でSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
やブログなども見れなくなる恐れが指摘されています。


これも、法制化する事でフィルタリング技術を向上させて、この問題を解決
される見込みです。


ただ、この有害サイトへのアクセスを禁止する「フィルタリング」を、
法制化されてからの新規契約者だけに、利用の有無を選ぶ仕組みにするのでは
意味が無い、とする声も多いのです。

 

        ◇◇◇     ◇◇◇      ◇◇◇

 

「これは、自業自得だろ!」と言う人もいます。

しかし、これは あまりの無知故に「自分の心身を傷つける行為」である事に
気づいていないのですから、それを正しく伝える義務は保護者にあります。


僕は、無知な女児達を狙った卑劣な男達だけでなく、保護者の無知と無関心
にも怒りを覚えます。

 
最近は、我が子のきわどいクラビア写真を売る親も増えているそうですが、
将来、彼女たちが子供を持つとしたら、どのような子育てをするのでしようか?



盗撮にご用心

最近、ニュースやワイドショーなどで、盗撮が話題になっています。

指導する立場の教師や、取り締まる立場の警察官が犯人だと、ニュースに
取り上げられたりしますが、一般人だとニュースにならずとも結構な数に
なるそうです。

さて、この盗撮は、男性ばかりが犯人とは限りません!
女性が犯人というパターンが増えているそうです。


         ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇


例えば、デパートやショッピングセンターの女性トイレでも、女性ならば
怪しまれずに入れます。

…で、水槽タンクとかに、超小型カメラを仕掛けるわけなんですね。。。


それから、大衆浴場の女風呂でも、女性なら入れます。

…で、脱衣所のカゴに超小型カメラを仕掛け、衣服でカムフラージュするんです。


そして、超小型カメラを仕掛けたシャンプーを、桶などに入れてターゲットを
狙うそうです。


おちおち、トイレや風呂にも入れないじゃないかーっ! \ (>0<)/
 (オマエはおとこだろ!)↑



超小型カメラで撮影されたビデオは、3万円から8万円で取引されているとか…。

ある女性など、趣味の温泉旅行をしながら、旅行代金を稼いでいたそうです。



女性同士だからって、信用できないなんて。。。

女性の敵は女性だなんて、何だか悲しいですね。
 


         ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇



また、女性のスカートの中を狙った盗撮も増えています。

本屋で立ち読みに気を奪われている時や、エスカレーターに乗っている時です。

後ろに立った人が視界に入るように、体は斜に構えるのが良いですね。

満員電車では、カバンなどをスカートの下に置かれないように気をつけましょう。



一歩、家から外に出たら、危機意識だけは持ってください!

トイレの水槽タンクや汚物入れに、不審なものが付いていないか?
お風呂のロッカーが空いているのに、なぜ無用心にカゴなのか?
なぜ、あのシャンプーのフタが開いていて、口がこちらを向いているのか?


意識していれば、いろいろなモノが見えてくるものです。



引ったくりにご用心

暮れになると慌ただしくなり、事件や事故も増えてきます。
でも、ニュースなどで犯罪の痕跡を垣間見ても、他人事のように思えるでしょう。


ところが、警察に届けられ認知される事件や事故は、氷山の一角ですし、
さらにテレビなどのニュースで紹介されるのも、そのまた一部という事です。


警察庁や法務省の調べでは、犯罪件数は減少しているものの、凶悪犯罪は
増加傾向にあるようですね。


 ・警察白書(警察庁)⇒ http://www.npa.go.jp/hakusyo/index.htm

 ・犯罪白書(法務省)⇒ http://www.moj.go.jp/HOUSO/hakusho2.html



        ◇◇◇     ◇◇◇      ◇◇◇



強盗や、殺人などの凶悪犯罪ではありませんが、うちの方でも多い事件が
“引ったくり”です。



…で、“引ったくり”に対する【傾向】と【対策】です。


【傾向】


 1.昼も夜も関係なし、人気のない場所を好む。

 2.犯人は、1名〜2名で犯行する。

 3.早く逃げるために、ミニバイクを使用する事が多い。

 4.後からスローで近づき、引ったくって猛スピードで逃げる。

 5.力の無い女性や、高齢者が一人のところを狙われる。



【対策】


 1.バイクの音が後でしたら、振り返るのも効果的。

 2.バッグは車道側では持たず、壁側に持つ。

 3.自転車の前カゴに、防犯ネットを取り付ける。



自転車の前カゴに入れたバッグのヒモを、ハンドルに括り付けている人が
いますが、これは非常に危険です!

犯人からは、それが見えませんので、そのまま自転車ごと引きづられてしまいます。

防犯ネットなら、それが見えますので、初めから狙われる確立は殆どありません。

前カゴの荷物の出し入れにも、ネットの片方を外したり、引っ掛けたりするのも
3秒とかかりませんしね。

防犯ネットは、100円ショップにも売っています。
財産と命が100円で守られるのですから、安いものですね。



振り込め(オレオレ)詐欺2

先日のNHK番組〔ためして×〕で、『オレオレ(振り込め)詐欺』の緊急特集

をやっていました。

アパ健読者で、視た方もいらっしゃると思います。



これほど話題になり、手口を公開しているのにもかかわらず、被害者が急増して

いるのを受けての緊急特集でした。


しかも、「私だけは 大丈夫よ!」なんて言っていた人が、次々に被害にあっているのは何故か?  

これを脳の働きで 解説していました。



          ◆          ◆          ◆



脳には、扁桃体と呼ばれる部分があり、危険などを察知してすばやく対応する

ために、自律神経に作用します。

心臓の動悸を早めたり、発汗させて、身体が動きやすくするのです。



ですから、この類の電話があると 扁桃体が働き、身体が反応を起こします。

すると、「この声 怪しい! 完全に家族の声じゃないわ!」と思っても、事実 

心臓がバコバコ言っているわけですから、矛盾が生じます。



理性では、「とうとう家にも来たわね、振り込め詐欺!」と思っているのに、

扁桃体は身体に緊急指令を出し続けているわけです。


この不安定な状態に、心が揺れ動くのです!



不謹慎な表現になりますが・・・

家族のピンチよりも、自分の不安な気持ちを何とかしたい衝動に駆られるそうです。



「声は ぜんぜん別人だけど、本人かも知れない!」 ←(なんで?!)

「本人に確認しろって言うけど、いま本人と話してるんだから!」 ←(はあ?!)



怪しんだ銀行が 送金をストップすると、こう言う人もいるそうです。

「この話がウソでも良いから、振り込ませて!」



          ◆          ◆          ◆



脳と身体の働きは分かりました。

では 犯人たちは、話をどのように持っていくのでしょう!

ここに、マインドコントロールの怖さが潜んでいたんです。



ただでさえ、予期しない内容の電話が かかってくれば、反応する時間は遅くなります。

ましてや、家族の危機を感じさせる電話だったら…。



 ・ なるべく 本人と区別がつかないように、泣き声で話すパターンが多い

  「…おかあさん…ごめん…」

  本人かどうか確認しようとしても、「ごめん…」の連発で ごまかす


 ・ だいたい複数犯で、都合が悪くなると、電話を交代する

  「ね、合言葉を言って!」とか言うと、

  「……」   「あ、電話代わりました。 私、○○警察の…」と、なる。


 ・ 突っ込まれないように、効果的な言葉を まくし立てる。

  〔警察、弁護士、ヤクザ、サラ金、犯罪、裁判、退職、命、危険、一生〕

  などが、キーワードになります。


 ・ 「今日の何時までに振込む」という時間制限をしてきます。

  実際に 事故があったとしても、これは考えられない事です。



          ◆          ◆          ◆



犯人たちは、効率よくマインドコントロールするために、主婦層が一人で

在宅している時間帯を狙っています。

部屋の中で一人、助けてくれる人もいない中で 対処しなければならない状況を作り出します。

つまり、“密室”で 一人って事です!



そして、泣き声や ウソの報告などで、気を動転させます。

思考能力が落ちているところへ、キーワードを叩き込みます。

パニくっている所へ、時間制限で締めくくります。


犯人たちは、シナリオをつくり演技の練習をしているそうですよ!




それから、【家族のヒミツの合言葉】は、やはり 有効だそうです!

必ず決めてくださいね!  出来ればスグに!!



振り込め(オレオレ)詐欺

先週のメルマガの中で、『ねずみ講』『マルチ商法』『振り込めサギ』『架空請求』

などの名前を出したら4通のメールをいただきました。

とくに…



> 「息子や夫が、チカンして捕まったから、示談金を振り込め」と いうやつ…。
>
> しかし、息子や夫を信用してないのかね。。。
>
> 家族にも、やりそうだと思われているのか?!
>
>
> とにかく、警察とか 弁護士とか いう名前に弱い人は、気をつけてくださいね。
>
> その場で、示談話は ありませんよ!



…という文章の部分で、反響がありました。

メールをいただき、どうもありがとうございました。

反響があると嬉しいです♪



確かに「騙されるのは仕方ない」所は ありますよね…。

身内を、「信じる 信じない」事よりも、頭の中が真っ白になるのでしょう!


ただね、憎まれ口を叩いてでも、注意を促したかったんですよ!

ショックな出来事を演出して、判断力を失わせてから、時間制限で たたみ込む

か、はじめから判断力のなさそうな高齢者を狙ってきます。



以前、私の母の友人が『振り込めサギ』にあったお話をしました。

しっかりした方なのですが、自分の身内の事となると 慌ててしまい銀行に

駆け込んだそうです。

この時は、銀行側が不審に思い 送金をストップして事なきを得ました。

この友人は、「まさか自分が!」と、後で震えたそうです。

どんな時でも落ち着いている自信があったのでしょう!



          ◆          ◆          ◆


 (ブリントして電話のそばに貼っておきましょう↓)



 【予防対策しておこう】

   在宅していても留守電にして、録音時の音声は聞けるようにしておく。

   そして、知っている人ならば電話にでる。(合言葉をきめる)

   それを、家族や親戚、親しい友人には伝えておく。



 【もし、電話に出てしまったら】

 1.自分から名乗らない。(相手が知っているはずです)

 2.相手に名乗らせる。(「もしもし、●●かい?」なんて聞いてはいけない)



 【怪しい電話かチェック】

 1.「警察」「弁護士」「会社の上司」を名乗っている。

 2.本人が「俺、俺だよ」と、名前を聞いても泣いてごまかす。

 3.警察だというのに「示談」を勧めている。

 4.「今日中」などと言って、振込みを急がせる。


 ※ ナンバーディスプレイできるなら、相手の電話番号を見てみましょう。

   頭に 090や080のつく電話番号は、携帯電話なので怪しいですよ!



 【怪しい電話だったら】

 1.一度、大きく深呼吸してください。

 2.今度は確認作業です。 自分から本人へ直接電話しましょう。

 3.本人に連絡がとれなかったり、サギだと思ったら、地元の役所か 警察へ

   相談しましょう。 (税金払ってるんだから働いてもらいましょう!)



 (ブリントして電話のそばに貼っておきましょう↑)



防犯ブザーと防犯意識

新入学生のあなた! 新社会人のあなた! おめでとうございます☆

可愛らしい新1年生たちも、近づく入学式の日に、ドキドキワクワクでしょうね♪



さて、いきなり喜んでいるところに水をさすようですが、忘れてはならないのが

『防犯意識』です。



お店でも、ランドセルにつける“防犯ブザー”を販売したりしていますが、学校

でも貸し出しするところが増えています。


テレビのニュースを見ていたら、学校の教室で 先生が“防犯ブザー”の使い方

を 生徒に教えていました。 とても良い事だと思いますね♪


何しろ、実際に使って試したことも無いのに、持っているだけで“お守り”になる

と思っている親御さんも多いのですから…。




          ◆          ◆          ◆




私も、よく【護身術講座】で “防犯ブザー”についてお話しするのが…、


 1.“防犯ブザー”を、実際に試してください。

    音の大きさを知っておいてください。 電池が切れているかも知れません!

    電池が無くなるとヘロヘロの音で聞こえません!!


    ボタン押しタイプ、ひもの引っ張りタイプなど、自分の“防犯ブザー”の

    使い方を覚えておいてください。

    テレビの水戸黄門の印籠のように、見せるだけでは意味ありません!!



 2.カバンなどに、しまい込まないようにしてください。

   命にかかわるかも知れない時に、ガサゴソ探すのはナンセンスです!

   早撃ちガンマンよろしく、すぐに音を出せる場所に装着してください。


…の、2点です。



大抵、気持ちに余裕がないと大声なんて出せません!

大声の代わりの“防犯ブザー”なんです。



あと 子供は、学校の行き帰りに ビービー鳴らして遊ばないように、指導して

おく必要があります。

そんな事をしていると、すぐに電池が無くなります。

それに、実際の危険時にも 周りの大人が反応しなくなります。




笛も、電池切れが無くて良いですね♪

我が家のように、両方持たせると良いと思います。

同時に使えなくても、地震にあって どこかに閉じ込められた時に 便利です。




          ◆          ◆          ◆



GPS(全地球測位システム)機能付きの携帯電話で 子供の位置を確認する

ことができても、事件を阻止する事はできません。

それに、誘拐犯だったら 携帯電話は確認し、GPSだったら捨ててしまうはず

です!


「じゃあ、何を持たせれば良いのよぉ〜!!」

しっかりと、『危険意識』、『防犯知識』、『護身技術』を持たせてください。


保護者と一緒なら、嬉しくて子供は覚えますよ♪ 

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2006年)より掲載



かぎっ子 と、一人暮らし

今回、下校途中の小学生を狙った事件が続いたので、学校や警察だけでなく

地方自治体なども、子供の安全確保の為に 色々な取り組みを始めています。


一番大切なのは、『子供たちを守ろう』という住民1人1人の意識でしょうね。

防犯のジャンパーを着て、通学路を散歩していてくれるだけで 心強いものです。



犯罪現場を見たら、警察に通報してくれれば、それだけで良いんです。

他人に無関心なこの時代、それだけでも あなたはヒーローです♪


ただ、朝の〔登校時〕よりも 、人通りの少なくなる〔下校時〕や、習い事の

〔行き帰り〕の方が、子供たちの危険度は高くなります。




 【接触してくる場所】  (人け のない所)


 1.昼間でも、あまり人の通っていない道  2.暗い道   3.駐車場

 4.公園や公園のトイレ  5.団地の階段や屋上  6.自転車おきば  

 7.建物の裏  8.神社



皆さんも、意識を高めてくださいね!



         ◆          ◇          ◆

 

今まで、無事に家に到着するまでの 注意をしてきました。

今回は、家に着いてからのお話です!



最近は、共稼ぎの核家族が多いために、いわゆる『カギっ子』も多くなって

きています。

つまり、学校から無事に帰ってきても、保護者が帰宅するまで 1人ぼっちで

家に居るという事です。

 
そして、この『カギっ子』を狙って いたずらをする事件が、後を絶たないのです。



被害者が殺害されるまでに至っていない事と、被害者やその家族の心情もあり、

あまり表沙汰には なっていません!


 
街中が 警戒態勢に入ると、通学路で待ち伏せるよりも、マンションや団地の

敷地内に潜んで、狙った子を 待ち伏せる方が 容易いはずです。



 【気をつけるべき場所】 … 犯人が身を隠せる場所

 
 1.敷地内の公園  2.駐車場  3.自転車置き場  4.ゴミ置き場

 5.エレベーターホール  6.階段の踊り場  7.屋上など

 

         ◆          ◇          ◆



 【予防対策と対処】 … 子供が1人で帰宅した後に


 1.エレベーターに乗るときは、不審者がいないか周囲を見渡す。

   知らない人が乗る様なら、自分は乗らない。

   乗るときは、すぐにボタンが押せる場所に乗る。

   不審者がムリに乗り込んで来たら、全部の階のボタンを押す。

   大声で叫びながら、エレベーターが止まる階で逃げる。

   1階の管理人に知らせるか、居なければ 他の大人に知らせる。


  ※ 非常用のボタンは、押しても すぐに警備員が来るわけでは無いが、
        
    事件が発覚した事を知らせるために、押せたら押しておく!
      


 2.まわりに不審者がいないか、よく確かめてからカギを開けること。

   家の中に誰も居なくても、「ただいま〜!」と 声をかける習慣をつける。

    
  ※ 犯人は、子供の演技と思いつつ、本当だったら まずいと感じ躊躇する。



 3.家の中に入ったら、すぐにカギをかけ、“チェーンロック”もかける。

  
  ※  本当に その気ならば、簡単な カギくらい開けてくるはず!

    “チェーンロック”は 時間かせぎになるので、クセにすると良い。



 4.インターホンが鳴っても、絶対に出ない。 開けないのが基本。

   宅配便や郵便局の配達でも、居留守で良い!


  ※  親が帰宅したら、連絡して配達してもらうか、取りに行けば良い!



 5.電話も取らない。 

   家族からの急ぎの電話ならば、2回鳴らして1回切って もう一度かける

   などの合図を決めておく。

    留守電にしておいて、家族の声を確認してから電話に出ても良い。


 ※  家族の友人や、クラスメイトの親を装う電話も多い。

   家族や友達の情報を聞き出したり、子供だけの留守番であるのを確かめ、

   いたずら目的で侵入してきます。

 
   
   もし、電話に出てしまったら、こう言いましょう。

   「お母さんは、今 電話に出られません。 かけなおします。」

   これを紙に書いて、電話のそばに貼っておきましょう。


 ※ 通常なら、自分から「名前」と「電話番号」は、言うはずです!

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2005年)より掲載



子供や女性の誘拐

先日も、小学1年生の女の子が下校途中に誘拐されて殺害される、痛ましい事件がありました。

クラスの友達と下校途中で、急に姿が見えなくなり、2時間後にはガスコンロの

ダンボールの中で冷たくなっていたそうです。 

頸部圧迫による窒息死です。

この子や、親御さんの心中を思うと、なんとも やりきれません!!




たぶん車で 連れ去ったと思いますね。

通学路に車を駐車して、友達と離れて歩いている子を狙ったと思います。

小さな子を 車に押し込めるのは、5秒とかからないでしょう。



何かに気をとられ、友達の列から かなり離れてしまう事なんて、子供たちには

頻繁にある事なんです!

子供たちに、防犯意識を持たせる事は、けっしてムダではありませんが、限界があります。


どうしても、周りの大人たちの助けが不可欠なんです!!

最近は、学校と警察が連帯して事件・事故を防ごうとしています。

また 地域によっては、郵便、新聞などの配達員や、宅配便やタクシーの運転手

からの通報を期待しているところもあります。

また、商店街の店主だけでなく、一般家庭にも協力を呼びかけるべきです。

肝心の両親が、共働きしている家庭が多いのですから、他にどうしようも無いのが現状です。


 
  「なんで他人の子を…」と考える人も居るかも知れませんが、

  誰の子だって 我々の未来なんです!

  キレイごとじゃなくて、本当にみんなの財産なんです。
 
  将来、この地球を担っていくのですから…。
 


         ◆          ◇          ◆



 【声をかけてくる】  (騙 し)



  子供を連れ去るのに、昔から変わらない方法があります。

  ほら、大人もひっかかる 騙しです。



  「かわいい子犬をあげますよ!」

  「写真のモデルになってください!」

  「アンケートに答えてくれたら タダであげます!」

  「お母さんの友達だけど、お母さんが事故にあったんだって…。 

   一緒に病院へ行きましょう。 早く! 急いで!!」



  どうですか? 文字を読んでいるだけじゃあ実感が わかないでしょう?!

  でも 実際に これをやられたら、まず 立ち止まっちゃいますよ。

  そこへ言葉巧みに たたみ込んで来るんです。




  上記のケースで話しかけられたら どうするか…。

  お子さんのいるご家庭では、面倒がらずに話し合ってください!




  1.まず、お母さんが入院しても、学校の先生か 親戚の家に連絡が行きます。

    ○○ちゃんの知らない人が、教えてくれる事はありません!!

   「そういう時は、知っている人に電話します。」と言って逃げる。


  2.「どんな物でも もらわない事になってます。 お母さんに 怒られます。」

    と言って逃げる。



  ※ とにかく逃げることです! 場合によっては 大声、笛、防犯ブザーも!!

    目立つので、わざわざ追いかける事は、めったにありません!!

    問答しないこと! 相手は、口が達者で 屁理屈が得意です。


  
   「親戚には、みんな連絡したよ! みんな病院にいるよ」とか、

   「きっとお母さんも喜ぶよ! 秘密にして、驚かせてあげようよ」 なんてね!



    これ書いていて、吐き気がしてきました。。。ゴメン
 


         ◆          ◇          ◆



 【接触してくる場所】  (人け のない所)


  1.昼間でも、あまり人の通っていない道  2.暗い道   3.駐車場

  4.公園や公園のトイレ  5.団地の階段や屋上  6.自転車おきば  

  7.建物の裏  8.神社




  先日、息子の小学校へ行くと、廊下に大きな地図が張ってありました。

  小学校の学区内で、今まで 事件や事故のあった場所や、不審者の出没した

  場所が 細かく写真入りで書かれていました。(危険マップ)

  不審者って、けっこう多いですね…。
 
  やはり、全部 上記のような場所でしたね。




  ※ 避難訓練のように、ご家族で実際に練習してください。

    もう、遊び感覚でもいいです!!

    話かけられたら逃げる、という訓練だけでもいいです!!

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2005年)より掲載

 

 

        ◆◇◆        ◆◇◆        ◆◇◆

 


  現在の日本では、昔のように身代金を要求するために、女性や子供を
  誘拐・拉致するのではなく、殆どが 婦女暴行及び猥褻目的です。


  ですから、目的を果たせば解放される事もあるでしょうが、犯人が飽きるまで
  長期間監禁されたり、犯罪発覚を恐れて命を奪われるケースもあります。


  中には、グループや組織ぐるみで、覚せい剤などを打たれて、風俗店で
  働かされたり、外国に売買される可能性もあります。

 
  さて、警察庁少年課の監修で、全国少年補導員協会発行の冊子
   『あなたの明日のために 〜もう一度考えよう〜』に、被害にあわない為の
   気をつけるポイントが書かれていましたので、これを見ていきましょう。


  ただし、現実には 必ずしも このようには対処できるものではありませんので、
  私の意見も 矢印(⇒)で入れています。

 

 

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  【あなたの明日のために 〜もう一度考えよう〜】から
  (警察庁少年課の監修、全国少年補導員協会発行)


 [ゆうかいに気をつけよう]


 ・学校の行き帰りは、友だちと通学路を通りましょう。

  ⇒ これは、基本ですね。 ただし、最近は児童数が少なく、同じエリアの通学路
     を使って 同時刻に帰宅するお友だちが居ないのが現状です。
    うちの息子も、行き帰りは1人です。


 ・遊びに行く時は、どこで誰と遊ぶのか、いつ家に帰るのかを家の人に言って
  出かけましょう。

  ⇒ これも大切な基本です。 ご両親が共稼ぎの場合でも、仕事中でも連絡させる
   べきです。


 ・一人で遊ばずに、友達と遊ぶようにしましょう。

  ⇒ これは、なかなか難しいですね。 児童が少ない事や、学習塾などの習い事
   をしている子が多く、ほとんど無理な状況です。


 ・知らない人から道を聞かれたら、その場で教えるか、大人の人に頼みましょう。

  ⇒ つまり、目的地まで案内しないように!という事です。
   人気のない所まで行って 車で誘拐、という事もありえますからね。


 ・知らない人には、絶対についていかない。

  ⇒ これも、基本中の基本ですね。 ただし、“知らない人”というのも不十分です。
   悲しい事ですが、知っている人 顔見知りの人でも危険があるのです。
   登下校時の引率係りの親や先生以外は、ついて行かないほうが無難です。


 ・知らない人の自動車には、絶対に乗らない。

  ⇒ これも、当たり前の事ですが、車の中から道を聞かれた際に、
   「一緒に車に乗って案内してください」という頼み自体が怪しいです。


 ・むりやり連れて行かれそうになったら、近くの家に逃げ込むか、大声で
  助けを呼びましょう。

  ⇒ いざという時、頭の中が真っ白になってしまうと、声って出ないものです。
   そのために “防犯プザー”があるのです。
   ただし、緊急時にサッと使える練習と、電池チェックが必要です。
   また、腕をつかまれてしまうと “防犯ブザー”も使えませんので、相手から
   逃れるために、しっかりと“護身術”を身につけておきましょう。


 ・友だちが知らない人に連れて行かれそうになったら、急いで近くの大人か
  近くの家に知らせましょう。

  ⇒ 自分が武道や格闘技を習っていても、テレビ映画のように子供が大人を
   やっつける事はできません。 “護身術”も 自分が逃げるための技の動きです。
   くやしくても大人に知らせましょう。


 ・人がいない所、さみしい所、遠い所には行かない。

  ⇒ 確かに、これも基本ですが…。
   山間部の児童たちは、そういう所で生活し 通学しています。
   また、街中やショッピングセンターなどの人通りの多い場所でも、
   白昼堂々と犯罪は行われています。

   嫌な言い方ですが、家から一歩外に出たら 気を引き締めましょう。

 

 

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 子供同士で 公園に遊びに行っても、体を動かさない子が多いそうです。

 男の子も女の子も、黙って各々とゲームに熱中しているとか…。
 それじゃあ、友達が誘拐されても気づきません。。。

 お子さんが、被害にあってからでは遅いのです。
 面倒がらずに、護身(身を守る)のお話をしてあげてくださいね。

 


無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2007年)より掲載



子供や女性の安全の為に

●まず、お子さんのいる方は、是非、あらためて【5つの約束】を してくださいね

  
 【5つの約束】

 1.一人で外遊びしません
  
 2.知らない人について行きません

 3.大きな声で助けを呼びます

 4.誰と どこで遊ぶか話します

 5.友達が連れて行かれそうになったら、大人の人にすぐ知らせます





●お休みの日には、保護者が子供と一緒に【通学路のチェック】をしてね

 もちろん、通勤・通学の女性も、要チェックです


 【通学路のチェック】

 1.車やバイクの往来が激しい道のチェック

   危険なのは、不審者ばかりではありません!


 2.死角となって見えずらい場所のチェック

   車や自転車との出会いがしらの事故、そして、不審者も隠れる可能性!

   曲がり角は、大回りで曲がりましょう!


 3.交番は近くにあるかをチェック

   また、防犯連絡所や小中学生を保護する家は、表札が出ているはず。

   いざとなったら、普通の民家でも良いから 飛び込んで助けを求めること。




  地震や火事の避難訓練と同じで、やるのと やらないのとでは、いざという時

  命にかかわるほど大きな違いがあります。

  ぜひ、交通安全・不審者対策をも含めた 登下校訓練をやってみてください。

  普段 気がつかない事が、いろいろ見つかるかも知れません。





【家の周りの死角】を確認しましょう


 【家の周りの死角】…(危険地帯)

 1.人目につかない空き地や空き家には近づかない

   夜、人の居なくなった建設現場も危険地帯です


 2.マンションや団地などの屋上、階段の踊り場に注意

   とくに屋上や、最上階の踊り場などは要注意です


 3.エレベーターに乗るときは、不審者がいないか周囲を見渡すこと

   知らない人が乗る様なら、自分は乗らないこと

   乗るときは、すぐにボタンが押せる場所に乗ること

   不審者がムリに乗り込んで来たら、全部の階のボタンを押すこと


 4.自分を追い越した車が、道をふさぐように止まったら、迷わず回れ右して

   車とは逆方向へ とにかく走り出してください。

   誰かが車から降りてくる前に、人通りの多い方へ逃げてください。



  これらは、子供だけでなく 女性にも知っておいて欲しいことです。

  子供に対処できる範囲ならば、大人のあなたにも対処できるはず…。

  まずは、知ってください!  そして、本当にチェックしてください!


          ◆          ◇          ◆


  周りに誰も居ない所で襲われた時は、大声を出すと危険なケースもあります。

  相手が逆上して、命を奪われないとも限りません!

  ここは、動揺する心を落ち着かせて、相手の隙ついて逃げるしかありません!

  
  相手につかまれている時は、目を突く、手に奥歯で噛み付く、金的を跳ね上げる

  など、状況に応じて行動しなければ逃げ切れません!


  残念な事に、子供や女性が武道や格闘技をやっていても、なかなか男性を

  やっつける事はできません!

  護身の技は、“逃げ切るまでの つなぎ” と覚えてください。


  私は、『護身術のセミナー』でも、まずは逃げる方法を教えます。

  技だって、多くの技を覚える必要はありません!

  いざ!という時に、本当に使える技を身につけておけば良いのです。


 

 無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2004年)より掲載



戦わずして勝つ

  これも、孫子の兵法にある言葉ですね。

  『最高の戦い方とは、事前に相手の意図を見抜き、これを封じる事である』という意味です。


  『三十六計逃げるにしかず』と、相通ずる所もあります。


  選択肢には “逃げる” という有効な方法があるけれど、これもまた “勇気”の いる事なんですよね!

  もちろん、逃げてばかりでは物事は解決しません!


  ケース・バイ・ケースで、“勝ちとは何か” を判断するべきなのです。

  その場の勝ちで満足するのでは無く、後々の事も含めての判断です。

  『最も効率の良い勝ち方とは、頭を使って戦うリスクを避ける』なのです。

  
  裁判に勝っても、ケンカに勝っても、相手に恨まれ、家族共々一生付け狙われるのはバカらしい事です。

  本物の勝者とは、皆と争わず仲良くなれる能力を持った人間です。

   敵をつくらないから『無敵』なのです。

  そういう魅力ある人間が『素敵』なのです。


      ◇◇◇           ◇◇◇            ◇◇◇


 【 正当防衛って何?】
 


 
  「オレは、腕力に自信があるから、返り討ちにしてやるぜぇ!」とか、

  「オレの上段回し蹴りは、道場で一番早いぜぇ!」とか言ってる あなた!

  もし、相手が倒れた際に、頭でも強打して死亡したら、どうしますか?

  ウルト○マンみたいに、後片付けもしないで「シュウワッチ」って逃げちゃいますか?


  よく “正当防衛” と言いますけど、それを証明するのが大変です。

  アメリカの州によっては、「相手が内ポケットから何かを出そうとしたから、拳銃で撃った」という主張で無罪になりましたけど…。

  日本では、そうはいきません!

  闘わずに逃げられたのではないか?」という事が、裁判での焦点となります。

  そうなれば、“過剰防衛” となり、“損害賠償問題”になります。

  当然、相手方の家族からも恨まれるでしょう。

  相手が悪いのに、納得できないですか?


  もし、“正当防衛” を勝ち取ったとしても、「人を殺めた」事を忘れられますか?

  あなたは良くても、家族や周りの人たちは大丈夫でしょうか?
  
  その時 あなた自身も、一生治らない傷害を負ってしまったらどうしますか?

  つまらない相手のために、自分の一生を捧げますか?




  六法などの法律書は、閉鎖的で文体が古く、今も漢字とカタカナで書かれ

  ているものが多いので、簡単に要点を書き出してみますね。

  
  ●刑法第36条 第1項  (正当防衛)

   … 緊迫した不正の侵害に対し、自分や他人の権利を防衛するために

      仕方なく出てしまった行為は罰しない

     
  ●刑法第36条 第2項  (過剰防衛)

   …  防衛の程度を超える行為は、状況によって減刑や免除することもある


  ですから、裁判で争点となるのは、次の2点です。

  1.身に差し迫った危険があったか?

  2.身を守るために仕方なかったのか?


  さらに 要約すると、上記の闘わずに逃げられたのではないか?』 という

  ことです。

  
  このケースでは『戦わずして勝つ』には、やはり『三十六計逃げるにしかず』

  ですよね。

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2004年)より掲載



三十六計逃げるにしかず

護身術』の基本は、なんと言っても『三十六計逃げるにしかず』です。


  とにかく、大声を出しながら、逃げる事です。

  毎朝、“遅刻しないように走る事”と、学校や会社の帰りに カラオケで

  ストレス解消 “大声で歌う事” が、護身術の練習です! (笑)


  もちろん、逃げ切れない時の為に『武術』の技も教えますが、K1の選手

  でも油断してれば、通り魔にナイフで刺されちゃうわけですから、

  油断しない事の方が大切です!


  ジムや道場で体を鍛えていても、対処できる人は少ないです。

  事件は、リングもルールも無い所で起きているんですから…。


  『護身術』というのは、闘って“勝つ術”では無く、“負けない術”なのです。

  いかに、無事に帰ってくるかが、大切なのです。


      ◇◇◇           ◇◇◇            ◇◇◇


  【 三十六計逃げるにしかず

 


  この意味は、『兵法の計略は三十六種類もあるから、とても防ぎきれる

  ものでは無い。だから逃げる事が一番の得策だよ』です。


  計画的に近づいてくる犯罪者にも、その場その場の欲望や感情で接近して

  くる犯罪者にも、彼らの目的を無くしてしまう事が一番の対処法なのです。

  
  『逃げるが勝ち』とか、『負けるが勝ち』とも 言います。

  危害を加えてくる相手に対して、何もさせないのだから 勝ちです!

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2004年)より掲載



防犯グッズも手入れと練習を!

自分の身は、自分で守る時代になってしまいました。

警察も人手が少なく、実際には事件が起こってからでないと動けません!

また、通報があってから警察が現場に到着する時間は、東京都内で平均して約7分と言われています。

つまり、自分の身は 自分で守るしかないのです。 

家族や家を守るのに、防犯グッズも有効だと思います。


まず、犯罪者が嫌うのは、事件が発覚する事です!

目撃者(人通りの多い道)、明るさ(フラッシュライト)、音(大声・防犯ブザー)などが苦手です。


防犯ブザーならば、学校で児童に配るところも出てきましたし、最寄の警察で貸し出すところも出てきました。


ただし、これも練習して使い慣れてないと意味がないですよ!

いざという時 「ちょっと待ってね!え〜と、ブザー、ブザーと…」

バッグをガサゴソ … 何さがしてんのっ!!


特殊警棒とか、スタンガン持ってる女の子もいるけど、使いこなせるの?

お守りじゃあ無いんだから、持つだけで安心してては危ないよ!

犯罪者へのお土産とか、プレゼントにならないようにね!

 

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2004年)より掲載



子供のための安全確認

  「最近は、本当に物騒ですよね!」

  近所の方との挨拶ついでに、天気の話とセットで聞く言葉になりました。

  
  先日、うちの子の通う小学校でも 『防犯訓練』が 行われました。

  「不審者が、学校内に侵入した」という想定で、先生が子供たちを避難させ、

  家族へ無事に引き渡す訓練です。


  その中で、警察の方の方から子供たちへ〔5つの約束〕がありました。


  ●お子さんのいる方は、是非、あらためて〔5つの約束〕を してくださいね

  
  〔5つの約束〕

  1.一人で外遊びしません
  
  2.知らない人について行きません

  3.大きな声で助けを呼びます

  4.誰と どこで遊ぶか話します

  5.友達が連れて行かれそうになったら、大人の人にすぐ知らせます

 

  ●お休みの日には、保護者が子供と一緒に〔通学路のチェック〕をしてね


  〔通学路のチェック〕

  1.車やバイクの往来が激しい道のチェック

     危険なのは、不審者ばかりではありません!


  2.死角となって見えずらい場所のチェック

    車や自転車との出会いがしらの事故、そして、不審者も隠れる可能性!

    曲がり角は、大回りで曲がりましょう!


  3.交番は近くにあるかをチェック

    また、防犯連絡所や小中学生を保護する家は、表札が出ているはず。

    いざとなったら、普通の民家でも良いから 飛び込んで助けを求めること。

 

  地震や火事の避難訓練と同じで、やるのと やらないのとでは、大きな差が

  あります。

  ぜひ、交通安全・不審者対策をも含めた 登下校訓練をやってみてください。

  普段 気がつかない事が、いろいろ見つかるかも知れません。

 

 

無料メールマガジン『アパパのゆかいな健康講座』(2004年)より掲載