一足一刀の間

昨日の柔術練習会は、いつもの5名で楽しみました。

近況報告や世間話をしながら、各自でストレッチした後は、
さっそく稽古に入りました。

Sさんが得意の武術雑誌を持ち込んでのリクエスト。
そこで紹介されている技を、皆で練習するパターンが
増えてきています。(^^)


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まず、立った姿勢での『合気上げ』と『合気下げ』。

この感覚を養ってから、相手の肩に触れた状態で重心を崩し
相手を倒していく『触れ合気』です。

以前、上級セミナーでやったプログラムの1つなので、
中伝者のお二人は、少しずつ思い出されていたようです。


次に、相手の横面打ちを受け、そこを支点とした梃子の原理で
相手の重心を崩して倒していく技です。

この技も、先ほどの『触れ合気』も、自然現象である波の原理
も使ってかけていきます。

ただ、この横面打ちの場合、おなじ自然現象である渦の原理を
使った技の方が、カンタンに相手を倒せるのですが。。。


Kさんのリクエストは、お互いが短刀を持ってのスパーリング。
刺されない、斬られないための体捌きをレッスンしました。


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さて、最後のフリースパーリングの時に、僕と対戦したSさんから
めずらしく途中でストップが入り、

「先生の打撃は当たるのに、なぜ僕の打撃は当たらないんでしょう?」



確かに、防御においても、攻撃においても、
自分の間合いを知らないと、動き回って疲れる一方ですからね!

そこで、3つの間(空間・時間・人間)のうち、
空の間(距離と角度)として【一足一刀の間】をお話ししました。



■柔術練習会 http://www.sensuiryu.net/drill.html