本家本元?

昔の伝統文化が魅力の某観光地で、
やたら目についたモノがありました。

『元祖』や『本家』と書かれた看板です。


「ああ、武術と同じなんだ」と思いました。

「うちが正統だ」とか「うちが正伝」とか
ムキになっている所もあります。


「わが流派は、遥か昔に完成しているのだから、
 この古より伝わる稽古のみ続ければ良いのだ」

「技の動き一つとて変えてはならぬ!
 開祖が我々に残してくださった宝なのだ」


などと仰る古流の先生方も居られますが、
これだけ多くの体系化された形や型です。


伝統を重んじる姿勢は素晴らしいですが、

「代々の伝承者が時代に合わせた動きを
 加味してきたのは当然だろう」と、

理解する柔らかさも欲しい処です。



何を「正道で本物」と定義しているのか不明ですが、
泉水流を「あそこは邪道だ!」とか「本物ではない!」
という輩もいるようです。

正統、正伝の古武道という定義で判断するなら、
確かにうちは邪道であり本物ではありません。


泉水流は、古武術を基本にした身体操作を追求し
宇宙(自然)の動きを体現する場なのですから…。


※ただし宗教でもありません。。m(__)m