2012年06月

2012年06月29日

素手の武術と武器術2

昔から戦場においては、素手で戦うという事は稀で、
当然の事ながら武器を持って効率よく(?)戦っていた。

そして、武器を失った時に仕方なく素手で戦う訳で
そこから素手の武術が生まれた。


また、現代のスポーツ武道でも注目されてきている。

…という話を前回した。

護身の為とはいえ、槍や刀剣、棍(棒)などを持ち歩く
のも荷物になるし、武器などを使えば過剰防衛となる。

では、どうして現代に武器術なのだろう?!


katana01
















それは、武器術の動きが、素手の武術の元だという事と、
武器の扱いは自他共に危険を伴う為に、繊細さが求められる
という事だ。

素手では格好良く立ち回れても、武器を扱いながらだと
動きに誤魔化しがきかない事で、より繊細に正確性が求められる。


うちでも、門下生には素振り木刀を振らせているが、
カラダに軸も丹田も無いと、武器の一振りがブレてしまう。

ちゃんと振れてこそ、技にキレが出てくる。


素手の武術の上達の鍵は、武器の扱いにあるのだ。


sensuiryu at 15:05|この記事のURL代表のコラム1 

2012年06月25日

素手の武術と武器術

現代のスポーツ武道でも注目されてきている武器術。

簡単に言うと、古武術には、武器術と素手術がある。
(素手術は俺の造語だ)


戦場で、自分の武器を失った時、
いかにして武器を持つ相手を倒すか?

…という処から、素手術が形成されてきた。


だからといって、武器術の動きに慣れた人間が
まったく異なる動きを身につける時間は無い。

そこで、武器術の動きが応用された。



各々の流派・門派で学ぶ武器術が複数あっても、
元となったのは1つである。

日本の柔術は、もともと剣術の動きだし、
うちの流派の柔術も護身術も、刀を振る動きだ。

太極拳も剣だし、八極拳は槍という様に…。


当初、中国の少林拳は棍(棒術)から始まっている。
その後、その動きの拳法が作られ進化していく。

琉球(沖縄)の唐手は、ミクロネシア系の武術を含む
土着の手(ティ)という武術に中国武術を加えたもの。
特に、洪家拳や白鶴拳といった動きが多く見られる。

南派少林系の棍(棒術)の影響も受けているので、
唐手の型を、棍(棒)を持って鍛錬することもできる。

現在は、素手術の空手道と武器術の沖縄古武道に
分けられてしまっている。


よく、両輪の輪に例えられるが、素手術も武器術も、
古武術から見れば、もともと1つのものである。

sensuiryu at 16:31|この記事のURL代表のコラム1 

2012年06月11日

人格の資格

昨日は、柔術練習会でした。

前回、中伝を受けられたKさんと
初伝のNさんが参加されましたので、
かなり上級な内容となりました。

初伝を伝承された時点で黒帯ですから
当然ですね。

画像59 018


今回のメニューは…、

1.木刀を使った素振り
2.引き小手と素手術
3.鍔競りからの続飯付け
4.拳銃対応術
5.木葉返し
6.逆手羽
7.四方投げ
8.スパーリング

…でした。

画像59 034

刀や拳銃などの武器術の稽古では、
マジシャンであるNさんが水を得た魚のように
本領を発揮していました。


そして、今回はNさんに中伝をお渡ししました。
改めて、おめでとうございます♪


これからが、自分の技や体が面白くなってきます。
どんどん、楽しんで頂ければ嬉しいですね♪


画像59 049

うちの伝授は、簡単だと思っている人もいますが、
簡単ではありませんよ!

武術としての実力は当然の事、
速やかに人の命を奪う知識と技術を学ぶのですから、
悪用されないように人間性も見ます。

強いだけではない、人格を認められた資格なのです。


sensuiryu at 12:18|この記事のURLストーリー7 
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泉水流代表プロフィール
泉水 章浩 (HN:イズミアキラ)


泉水流代表、護身術インストラクター、古武術研究家、リフレクソロジスト、気功整体師、レイキマスター、文部科学省認定スポーツプログラマー、千葉県スポーツ指導者協議会会員

幼少時より祖父と叔父に柔術と剣術を学び、父から空手を学ぶ。

その他、中国武術をはじめ多くの武術や実戦を経験、気功やレイキ、整体も学ぶ。

それらの研究により独自の泉水流柔術を立ち上げる。

趣味は、読書・旅行・能力開発・ドライブ・スポーツコーチングなど。

今の夢は、全国を回りセミナーを通して皆さんとお会いする事です。

より多くの方に知識や技術を提供し、快適な生活づくりのお役に立ちたいと思っています。

夢の実現に向けて、一歩また一歩とワクワクしながら前進しています。

あなたの暖かい応援、どうかよろしくお願いいたします。



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