2009年04月

2009年04月22日

歩きと走りの重心移動(Q&A)

今日は、久々に武術を用いた身体能力開発のお話をしたいと思います。

だって、「武術家の書くメルマガなのに、武術の話が出てこない!」という
メールを、チラホラ戴くのです。 あはは。。

…で、今まで貰った質問と答えを集めたので、今回は『重心移動』に関する
質疑応答をご紹介しま〜す。


まずは、復習の意味で、過去の記事を読んでくださいね〜。
http://www.sensuiryu.net/bodyfaculty3.html


       ◇◇◇        ◇◇◇        ◇◇◇


それでは、そろそろ始めましょう。



 Q.通常、人間は、『踵から着地して、小指側に抜けて行くと同時に
   親指に力を入れて歩く』ものだと思います。

   泉水さんのお話しだと、『武術の達人は足裏全体を使って歩く』と
   言いましたが、それなら何故『親指と拇指丘と踵を結ぶ線で歩く』と
   言うのしょうか? 矛盾していると思いますが?!



 A.着地した時の、重心移動のお話ですね。

   まず、お尻を床につけて、脚を前に投げ出して座ってみて下さい。
   力を抜いてリラックスした状態で、足先を見てください。
   たぶん、小指側が親指側よりも前に出ている筈です。
       ※内踝より外踝が低い位置にあるため(内反)

   だから、『重心が足裏の踵から着地して、小指側に抜けて行く』のです。
   これは、人体の構造上仕方ない事なのです。
   

   次に、手と足を床につけて、四つん這いになってみて下さい。
   今度は、重心が手と足の親指側に集中した筈です。

   これが、本来の“体に中心軸を作りやすく安定した状態”なのです。
   人間も四足歩行から、二足歩行へ進化しましたが、足裏の感覚が
   進化できずにいる人が、まだ多いという事です。


   だからと言って、初めから達人レベルを目指すのも大変です。
   そこで、今までのクセを相殺するために、『まずは親指側への重心』から
   始めようと提言しているのです。

   それが、『親指と拇指丘と踵を結ぶ線で歩く』という事です。

   だんだん、足裏が平均して使えるようになれば、『足裏全体を使って重心移動
   する』のを意識していけば良いのです。


       ◇◇◇        ◇◇◇        ◇◇◇


 Q.インエッジに体重を乗せる事を主張されていますが、テレビ番組では
   アウトエッジに体重を乗せた方が良いと放送されていました。
   
   また、本では、足裏を上下左右4つに分けて、スポーツ別に重心を置く場所
   が違うと書かれています。

   インエッジ理論は、間違っているのではありませんか?



 A.インエッジは親指側で、アウトエッジは小指側という事で宜しいでしょうか?

   うちの最終目的は親指側重心ではなく、『足裏全体を使って重心移動する』
   という事です。
   ですから、逆に親指側重心に偏っている方には、小指側重心を指導します。

   また、足裏を上下左右4つに分けたとして、どのスポーツにおいても足裏全体
   を使わないと、高いパフォーマンスは得られない筈です。

   極論すれば、ニュートラルな重心位置は、足首(くるぶし)下のラインの
   足裏中心部になります。

   そこから、どこに重心移動させるかが重要なのです。

   知識を得るのも大切ですが、あまり理詰めになってしまうと、頭でっかち
   になってしまい、動けなくなるのではありませんか?


       ◇◇◇        ◇◇◇        ◇◇◇


 Q.ホームページを拝見しました。私は、スポーツ指導をしていますが、
   未だに“中心軸”を意識しようとしているのは、時代遅れではないかと
   感じました。今や、スポーツ界では“常足”が主流だと思います。

   泉水さんは、“常足”をどのように考えておられるのですか?



 A.泉水流では、“常足歩行”を“側軸(二軸)歩行”と呼んでいます。
   そして、“中心軸”と“側軸”を合わせて【体軸】と呼んで重要視しています。

   “中心軸”や“側軸”は、昔からある意識体ですから、真新しいモノとは
   考えてはおりません!

   ですから、“側軸歩行”=“常足歩行”も必要と考えていますので、
   ウォーキング講座のカリキュラムに含まれています。


   ただ、“中心軸”よりも、“側軸”、という考えではありません!

   何故なら、“中心軸”も持てない人間が、“側軸”を使いこなせるとは
   考えていないからです。


   つまり、スポーツなどに活かすには、“中心軸”と“側軸”を含めて
   【体軸】を作るべきだと提言しているのです。


   実際、スポーツ界で活躍されている方々で、“中心軸”と“側軸”を
   巧みに使っている人が居られる事実を、どうお考えですか?
   
   何故に、スポーツや舞踊、武道で不可欠な“中心軸”を不要と言われ、
   “常足”だけに固執されるのでしようか?


       ◇◇◇        ◇◇◇        ◇◇◇


来月は学校の運動会が多い月ですね。
学校では、今からリレー選手の選考が始まっている様ですよ〜。

 
『走り』とは、『歩き』より早く移動するために変化した運動です。

『歩く』動作を、だんだんと『走る』動作にスウィッチしていくのは、そんなに
難しい事ではありません。

逆に、『歩く』動作を、そのまま早めた“競歩”は辛い筈です。


ただし、『走り』と『歩き』は、重心移動のさせ方、足裏の感覚など、共通点も
多いのです。

だから、【らくらく武術ウォーク講座】は、スポーツマンにも人気なのです♪



 ◆ アクシスウォーク・プラス ⇒ http://www.sensuiryu.net/axis.html

  ・講座スケジュール ⇒ http://www.sensuiryu.net/seminar.html
  ・参加者の声 ⇒ http://www.sensuiryu.net/report.html

 ※ 運動会シーズンだけに開催される、年に1回か2回のレアな講座です☆

無料メルマガ『アパパのゆかいな健康講座』第241号より一部掲載


sensuiryu at 10:57|この記事のURL

2009年04月14日

女性向けの護身術教室

先日は、【護身術セント・レイ】の講座でした。

参加者は、学生時代のお友達同士というOLのお2人と、
この夏アメリカに留学される大学生のお嬢さんと、お母さん。
このところ毎月再受講して頂いている男性の5名でした。
そして、我々夫婦を入れて合計7名で楽しみました♪
sent09041

 

 



参加者の感想は、以下のとおりです。

・すごくタメになっただけでなく、とても楽しく受けることが出来ました。
 これからは“意識”を持つことを忘れずにいきたいと思います。
 (Y.Nさん 女性 大学生)

・実践的な動きを教えていただき勉強になりました。
 (F.Yさん 女性 主婦)

・思っていたよりも興味深く、面白かったです。
 体を動かしたりして退屈せず頭に入りました。
 (M.Uさん 女性 会社員)

・楽しく分かりやすいセミナーでした。
 とっさに役立ちそうなことが多くてためになりました。
 小学校の体育などで、こういうことを教えてほしいと思いました。
 (R.Tさん 女性 会社員)

sent09042

 

 

 


今回は、殆どの参加者が女性という事で、女性向けの講座となりました。
和やかさと緊張感が程よくマッチし、皆さんにとって刺激的な1日に
なったのではないかと思います。

sent09043

日常のレジャーや通勤・通学、そして留学に!
皆様を守るお力になれますように☆

ご参加頂いた皆様、どうも有難うございました。


sensuiryu at 10:27|この記事のURLストーリー4 

2009年04月10日

親子で柔術♪ 家族で充実☆

先日は、【泉水流柔術 中級講座】でした。

中級09041
参加者は、再受講者2名と、うちは親子3名の、
合計5名でした。

…というか、参加者は2名とも柔術練習会メンバー
メンバーの20代です。

僕の息子と言っても良い年齢なので、ファミリーで遊んだ感じ♪
懇親会も、ファミリーレストランだしね。。。


さて、今日は…、

1.タックル…肩を使った体当たりと、腰も使った体当たり。
       当たりながら、相手の両足や片足を持って崩す。
       そこから、マウントに持ち込むまで。

2.タックル潰し…体当たりされる前に潰すのと、捕まえられて
         から潰すステップと重心移動。

3.タックルの延長としての打撃技…頭突き・肘打ち・膝蹴り。

4.マウント…タックルで崩してからマウントに持ち込み、
       打撃技・腕ひしぎ・アキレス腱固めに繋げる。

5.マウント崩し…マウントを決められないうちに崩すのと、
         マウントを決められてから崩す。

中級09042下の者は、打撃の防御から腕ひしぎへ。
上の者は、相手の防御を利用して腕ひしぎ。

上の者は、マウント状態からアキレス腱固め。
下の者は、アキレス腱固めを返してアキレス腱固め。

               
レスリングやブラジリアン柔術に多いタックルやマウントは、
最も動物的で原始的動きですが、打撃技や投げ技の基礎となる動きです。

泉水流柔術では、【初級講座】に学んだ打撃技を、更に強力にする為の
【中級講座】です。小手先の技を、体全体を使う技に変えるのです。

そして、【上級講座】に繋がって行くのです。

今日、ご参加頂いたお2人に、心より感謝致します。
どうも有難うございました。大変、お楽しみ様でした♪


sensuiryu at 16:55|この記事のURLストーリー4 

2009年04月05日

運動会の前に、ナンバ走りをインストール

◆ 『らくらく武術ウォーキング』のお知らせ  (年に、1〜2回のチャンス!)

 運動会の前に、ナンバ走りをインストールしませんか?! 
 また、歩くことに自信がついて、楽しくなりますよ♪

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 カッコイイのに、疲れない立ち振る舞いを、身に付けちゃいましょう!

  ●●● 【らくらく武術ウォーク講座】 ●●● 

  『AXIS WALK』PLUS(アクシスウォーク・プラス)
  〜 ナンバ歩行の真実!! 正中線と二軸をつくる 〜

  ⇒ http://www.sensuiryu.net/axis.html 

 【日 時】 5月2日(土)14:00〜17:00  ゴールデンウイーク

 ※  受講料  10,000円、 再受講料 3,000円
 ※  中心軸(正中線)と、側軸(二軸)をつくり、運動能力をUPさせます。


 モデルウォークのカッコ良さと、ナンバ歩きの実用性をミックスした
 サムライウォークをゲットせよ!!
 

 ・プログラム内容と料金
  ⇒ http://www.sensuiryu.net/seminer2.html


 対象:運動会の徒競走で、お子さんに勝たせたい方。
     カッコいいのに疲れない、姿勢や歩き方を身につけたい方。
     営業や講師など、立ち仕事や歩き仕事の多い方。

------------------------------------------------------

 「長時間の立ち仕事は、疲れるわ!」
 「うちの営業は、歩きどうしだよ!」

 あなたの姿勢と歩き方を、一度見直してみませんか?

 「今度、運動会で走らされるんだよな!」
 「今話題のナンバ走りって、どうやるの?」

 実際に早くなる走り方をお教えします。 本当に目からウロコです。 

 運動会の 徒競走に圧倒的に有利な方法が身に付く!お子さんに教えてね♪

------------------------------------------------------  

 ・お申し込みは
  ⇒ http://www.sensuiryu.net/seminar.html


※ ウォーキングだけでなく、ナンバ走りやスタートダッシュも学べますよ☆

 年に、1〜2回しか開催しないレアな講座なんです。
 この講座を受けられる人は、本当にラッキーですね☆

 以前、終電が無くなってから、東京都日本橋から歩いて帰っても疲れなかった
 のが、この【アクシスウォーク】のおかげよ☆ 

 そうそう! 僕が、半分ギックリ腰で歩けたのもね♪

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 ・お申し込みは
  ⇒ http://www.sensuiryu.net/seminar.html


sensuiryu at 18:55|この記事のURL
泉水流ロゴマーク
泉水流代表プロフィール
泉水 章浩 (HN:イズミアキラ)


泉水流代表、護身術インストラクター、古武術研究家、リフレクソロジスト、気功整体師、レイキマスター、文部科学省認定スポーツプログラマー、千葉県スポーツ指導者協議会会員

幼少時より祖父と叔父に柔術と剣術を学び、父から空手を学ぶ。

その他、中国武術をはじめ多くの武術や実戦を経験、気功やレイキ、整体も学ぶ。

それらの研究により独自の泉水流柔術を立ち上げる。

趣味は、読書・旅行・能力開発・ドライブ・スポーツコーチングなど。

今の夢は、全国を回りセミナーを通して皆さんとお会いする事です。

より多くの方に知識や技術を提供し、快適な生活づくりのお役に立ちたいと思っています。

夢の実現に向けて、一歩また一歩とワクワクしながら前進しています。

あなたの暖かい応援、どうかよろしくお願いいたします。



>> 泉水流柔術公式サイト


>> 泉水流Facebookページ


>> 代表のTwitter

QRコード
QRコード
電子書籍
電子書籍・電子出版でじたる書房

記事検索
アーカイヴス